ジャン=リュック・ゴダール「気狂いピエロ」 | 記録(G)

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30代後半です。

妻との生活に飽き飽きしてるところにかつての恋人マリアンヌがたまたまベビーシッターとして現れ、その後、紆余曲折あって、一緒に逃避行する話。


要するに、「この世」「世間」の外に行く話。しがらみから自由になる話。

大人の義務を放棄しておっぱいと楽しく行く宛の無い旅をする話。楽しそうには見えないが、こういうのは楽しいもんだと思う。

こういう話は観ていて非常に麻薬的に心地良い。

麻薬的な人と夫婦になれれば、わざわざ逃避行する必要がないのだが、多くの人は世間から認められ得る人を生涯の伴侶として選ぶようだ。

マリアンヌは麻薬的にフェルディナンに関わっていく。

夏目漱石の夢十夜を見てる感覚に近い。

ちなみに監督はゴダール。