増村保造「曽根崎心中」 | 記録(G)

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世界観に入り込むのが難しい。

だって、現代人って心中しないし。

現代日本において身体を売っている大半の女は別に直接誰かに売られてそこにいる訳ではない。間接的に売られたも同然の人はいる気もしますが。

要するに、何で江戸時代の人は曽根崎心中に熱中したかは、当時の人の社会状況や価値観を踏まえて、解釈する必要があるのだと思う。


それを踏まえなければ、徳様に7日も会えないと嘆いて目の焦点が合っていない梶芽衣子は、最後にセックスしてから一週間も経ってしまったのに次のセックスにありつけずに禁断症状に苦しんでいる私にしか見えないし。

しかも徳様があんまりイケメンに見えないし。

誰か徳様を松坂桃李でリメイクしてくれんかな?

松坂桃李となら心中する可能性ある。

いや、松坂桃李はどっちかというと、徳様を騙して徳様がやっと手に入れたお金を持ち逃げして、それを徳様のせいにする九平次の方が良いかもしれない。

高良健吾とか佐藤健となら心中するかもしれないね。意外と阿部サダヲみたいな狂気じみた人とも心中するかもしれない。

うん、徳様がイケメンかどうかという外見の問題というより、彼に真剣味が足りないんだと思う。なんか心中じゃなくて心中未遂に終わりそう。

松坂桃李となら死んでも良いけど、ディーン・フジオカと死ぬかというと死なないよね、そこまでしないよね、みたいな感じ。

いや、どういう感じ?

ちゃんと汚れている感じがしない?

赤目四十八瀧心中未遂で、寺島しのぶが大西信満に、あんたはあかんやつや、って言って、心中は未遂に終わるんだけど、あの、「あかんやつ」感を、この徳様から感じるんですよね。



私はこの「あかんやつ」感を感じるか感じないかで基本的に男性を判断していて、いや、お前とは心中したないという結論に至りました。


赤目四十八瀧心中未遂には大西信満の勃起した局部がモザイク無しでうっすら見える場面があって、私はそこを脳裏に焼き付け、その後、脳内で何回もリピート再生しました。来る日も来る日も。冬の寒い日にも、夏の暑い日にも。そして、出会った私の夫は大西信満にも似てます。偶然ですけど、偶然って怖い。寺島しのぶにおちん◯ん舐められてる時の大西信満みたいな表情をうちの夫もするんですよ。離れられない。

いや、何の話?


とりあえず、曽根崎心中の梶芽衣子は全体通して、私が夫に対してブチ切れてる時みたいな表情をしています。或いは、何で心中が悪いんやと言っている時の梶芽衣子の雰囲気は、何で不倫が悪いんやとブログに書いている時の私の雰囲気とも似ているに違いないです。

分からない、理解できない人にとっては、大分、阿呆みたいに見えるという、そんな感じ。



追記。

赤目四十八瀧心中未遂は私の性的嗜好に刺さる話でして。

まず、寝取り。弱い男が強い男から女を寝とる。

弱い男を積極的に誘う女。男はされるがまま。

私、あんまり男性にリードされたい願望は無くて、服とか脱がせてあげたいタイプ。

ずっと女の旦那にバレないか、気が気でない主人公。女に巻き込まれてセックスさせられたのに、気持ち良かったので、バレるとマズイと思っている。

マズイとは思っているが、内心ヒヤヒヤしてるだけで、特に騒いだりしない。