私は古来より上田啓太さんのファンである。

じんわり面白いのです。

 

その上田さんの記事に幽霊に関するものがありました。

 

 

 

 

 

怖い話のパターンとして、

 

パターン1:非日常的な場所で幽霊を見る

パターン2:日常に幽霊が侵入してくる

パターン3:自分自身が幽霊のようになる


の3つを挙げています。

上2つは良いとして、3つ目は何⁉️

 

これは、離人症とかになって、確固たる自分が無くなるような状態の時との事です。

 

上田さんは、次のように、文章を締め括っています。

 


面白いのは、離人症の状態に入りこむと、幽霊がとくに怖くなくなるんですよ。どうも、幽霊を怖がるためには、確固とした自己が必要なんじゃないか。日常や常識があるからこそ、非日常や非常識に強く反応できるようなもので。幽霊というのは、世界そのものが未知と化すことを防ぐために、神秘を特定の場所に閉じこめる仕組みなのかもしれません。


 

なるほど、そうかも。

常識をわきまえている人とのセックスが気持ちいいように、常識があるから幽霊が怖いのかもしれません。

他に私が思うのは、自分自身が幽霊になれば、幽霊は怖くなくなります。

例えば、一人暮らしをしていた私は、赤い布団に寝て、実家から持って来た初盆のぼんぼりを間接照明にしていました。部屋と部屋の境目に丈夫な縄。普段はその縄に洗濯物を引っ掛けているのですが。トイレと風呂の照明はピンク。

うちに来た男性はここは何?とちょっと目を白黒させていました。

消防点検か何かの時に入った大家さんは、縄を見てヒェッと言っていたので、洗濯物を干す用ですと説明しました。

うちに来る男性はセックス目的とタダ飯目的の2種類に分かれてた訳なのですが、タダ飯目的の男性は、ぼんぼりを見て、いや、これ普通持って来ないでしょ、とドン引きしていました。

異性の部屋に行ったからといって、セックスするとは限らないというか、一人暮らしの部屋の趣味を見れば、だいたい楽しくセックスできるか出来ないか分かるんじゃないですかね。それを確認しに行きたい男女がある一定数いるのかもしれません。

私は私的に行うセックスにおいては神秘体験的なものが重要というか、セックスを神や未知との対話だと考えています。

そういう状態の女は何かに取り憑かれているようで怖いらしいのですが、私自身は全く怖くなく、気持ちいいだけです。

それを考えると、心霊スポットとかに現れる幽霊もなんか気持ちいいなあ、エネルギーチャージできるわぁとか思ってるかもしれないですね。