このキットを使ってみました。7,000円くらい。

 

2タイプ5つの遺伝子型を調べる事が出来ます。

 

  • 食行動調節系遺伝子

 

高カロリー嗜好    FTO遺伝子(rs9939609)    
高カロリー嗜好過食傾向    FTO遺伝子(rs1558902)    
 

  • エネルギー代謝調節系遺伝子    


内臓脂肪型    ADRB3遺伝子(rs4994)       
皮下脂肪型    UCP1遺伝子(rs1800592)    
痩せ型    ADRB2遺伝子(rs1042713)

 

それぞれがどういうものかは詳しくは下記などにあります。

 

 

 

で、どういう結果だったかというと、こんな感じ↓

 

1が標準型、2がヘテロ型(片方の親から変異型を受け継いでいる)、3が変異ホモ型(両親から変異型を受け継いでいる)。

要するに、変異型であれば、それぞれの遺伝子型で標準とは異なる特徴があるということになります。

表で見れば、高カロリー嗜好、高カロリー嗜好過食傾向はないものの、エネルギー代謝に変異があるということです。

その変異の内容は、内臓脂肪が溜まりやすい、皮下脂肪も溜まりやすい、痩せやすい、となります。

実はそれはざっくりした説明で正確ではありません。

もう少し詳しめに記述するとなると、ADRB3遺伝子で変異ありを持つ場合には、非保有者と比較して安静時代謝量が顕著に低下し、減量困難性をもつ。UCP1遺伝子で変異型を持つ場合には、非保有者と比較して安静時代謝量が顕著に低下し、通常の食事療法では減量効果が弱い。ADRB2遺伝子で変異型の場合は、非保有者と比較して安静時代謝量が顕著に亢進し、痩せやすい、となります。

要するに、トータルすれば代謝が悪い。

うん、何かそんな気がしてたんですよね。1日にこれだけ必要です、という量を食べると太ってきます。

 

それぞれの遺伝子の説明で、

ADRB3:正常(標準)タイプに比べ基礎代謝が約215kcal低い

UCP1:正常(標準)タイプに比べ基礎代謝が約85kcal低い

ADRB2:正常(標準)タイプに比べ基礎代謝が約170kcal高

 

とあって、なんか表の数字と合わないのは何故なんだろう?とかいう疑問も出てくるんですが、まあ、いっか。

 

検査項目にはありませんが、他に、MC4RとかLEP(Leptin)とかPPARGというものも肥満に関連してるらしいです(GPT-4調べ)。

肥満に関連してる遺伝子はたくさんあるそう(じゃないと人類はとっくの昔に餓死して絶滅してます)なので、気休めにしかならないですが、結構面白いと思いませんか?こういうの。