syrup16g に 無効の日 という歌がある
君の心の価値は薄い
という歌詞。
それを私は
私の命の価値は低い
ともおそらく解釈していた。
今そんな事をわざわざ誰かに言ったりしないし、昔も言った事はない。
しかし、この仮説を否定するだけの証拠が特に存在しなかったし、学校でも教えられなかった。
そして更に
私の命の価値は(他の人と比べても明らかに)低い
とも解釈していた。
こちらには、そう解釈するだけの証拠があった為である。
事あるごとに母親が、あなたはパパとママが愛し合って出来た子どもだと言ってきた。
それを私は、一時の惚れた腫れたの感情でセックスして出来た穢れた命だと解釈していたし、今もそれを特に否定していない。
(何気なく)友達のメンヘラ男性が私に、人生に価値など無いと思って生きた方がいいよ?と自分だけがその事実を悟っているのだと言わんばかりに伝えて来たが、自分の命の価値は人より薄いのでは?と疑っているところに他人から畳み掛けるように価値がないと言われると嫌な気持ちになってしまう。
メンヘラ同士というのは、こういう「事件」がたまに発生するから、嫌になってしまう。
多分、彼は私の感情の動きに気づく事もなく、今ものうのうと生きているのだろう。そして、普通に恋愛し、家庭を持って、病気になって、家族に看病されながら死ぬのだろう。確かに、そういう事を理想として抱いているメンヘラ男性の生に何の意味も何の価値も無い気がするのは、何故だろうか?
無効というのは英語でinvalidで、これは病弱な、病身の とも訳す。
病身の日
あるいは、無効の を vainと解釈して、虚栄心の強い と訳しても良いのかもしれない。確かに
君の心の価値は薄い
とか言ってしまうのは自惚れが強い。そんな事、滅多に口にするものではない。
虚栄心の強い日。
メンヘラというのは控えめなようでいて、実は図々しい。