今から約8か月前の2024年4月8日に、日本における造血細胞移植データセンターに集積された造血細胞移植・細胞治療(CAR-T細胞医療法等)を実施した後の、全患者の生存率等のデータをもとに、これをグラフ化した「日本における造血細胞移植・細胞治療2023年度全国調査報告書 別冊」が公開されていました。もうご存知の方も多いのかもしれませんが、この報告書別冊の16頁以下を見ると、移植等の種類、移植等の治療を行った年齢、血液疾患の種類ごとに、年数経過に伴う生存率の推移がわかり、大変参考になります。
この報告書の分析は、医者ではないため行う資格はないのですが、ざっと見た限り、統計上は他のがんの治療の場合と比較して、血液疾患に対する造血細胞移植や細胞治療の成績が決して悪いものではないということを示していると思います(もっとも、特定の例外もないわけではありません。)。そこで、多くの患者の方に勇気と希望を与えてくれるのではないかと思って、以下に、この報告書別冊が出ている日本造血細胞移植データセンターのサイトにリンクをしてみました。