がん患者の治療後の社会復帰を促進するとともに、その生活の質を改善するためのアピアランスケアの観点から(がん患者のアピアランスケアの重要性が政府においても認識されていることについては、厚生労働省の「がんとの共生のあり方に関する検討会」第三回の資料として書かれた野澤桂子「がん治療に伴う患者の外見変化とその支援について」参照)、患者の方が必要とする医療用ウィッグや乳房補整(補正)具の購入費用を助成する自治体が、令和4年以降全国に広がり、その数が大きく増えています(例えば、読売新聞 2022年7月17日「医療用ウィッグ、人工乳房、補整下着…がん患者に購入費の一部を助成する自治体広がる」、北國新聞2023年10月23日「がん治療の外見ケア、助成5割超」、チャーミングケア 各市町村のアピアランスケア担当窓口リンク集)。
そこで、以下では、アメーバブログの一回の記事で書ける文字量が限られているために、日本を3つの区域に分けることとし、(1)は北海道から神奈川県まで、(2)は新潟県から愛知県まで、(3)は滋賀県から沖縄県までの順番で、それぞれの都道府県において助成制度を実施する市区町村又は県自体にリンクしました。なお、太字の自治体は、ウィッグに加えて、乳がん手術後の乳房補正具(補整具)又は補整下着の費用助成を行っているところです。
北海道(6市町)
青森県(8市町)
岩手県(29市町村)
宮城県(全市町村)
秋田県(全市町村)
山形県(全市町村)
福島県(県で助成)
茨城県(県で助成+6市)
栃木県(全市町)
群馬県(27市町村)
埼玉県(27市町)
千葉県(21市町)
東京都(37区市町)
神奈川県(10市町)