12月9日に、2020年11月における骨髄バンクの新規ドナー登録の状況が、造血幹細胞移植情報サービスの骨髄バンク集計において公表されるに至っています。これによると、2020年11月には、10月に比べてコロナ禍が拡大している状況であったにもかかわらず、多くの関係者の方のたゆまざる努力のかいあって、全部で2,876人もの方に新たにドナー登録をして頂くことができました。この数字は、2017年、2018年、2019年の11月における新規ドナー登録者の数よりは少ない数字ですが、2016年11月の新規ドナー登録者数よりもわずかに多く、コロナ禍が猖獗をきわめる中での新規ドナーの登録であることを考えると、きわめて立派なものであると思います。なお、骨髄バンクのMONTHLY JMDP2020年12月15日号1頁によると、11月の新規ドナー登録をされた方が登録をされた場所は、献血ルームが705人、献血並行型登録会が2,119人、集団登録会が4人、その他が48人となっています。これらの新規登録の結果として、11月における新規のドナー登録数である2,876件から、11月に定年などでドナー登録の取消がなされた2,023件を差し引いたドナー登録者の総数は、853名増え、全部で531,010人と53万人を1千人以上も上回りました。
また、2020年11月には、通常よりはやや少なめですが、全部で89件の骨髄バンクを通じた造血幹細胞移植が行われています。
このように多くのドナー登録が得られたのも、すべて、ドナー登録をして下さった心優しい方のお陰であり、骨髄バンクのドナーの方の善意によって命が助かった患者の1人として、心から御礼申し上げます。本当にどうもありがとうございます![]()
それから、先月と同様に、都道府県別登録者状況(令和2年11月末速報値)によって、新規にドナー登録をされた方が50人以上もおられて、多かった都道府県を順に挙げていきたいと思います。
第1位 東京都-397人
第2位 大阪府-314人
第3位 神奈川県-229人
第4位 愛知県-142人
第5位 熊本県-133人
第6位 兵庫県-127人
第7位 千葉県-114人
第8位 埼玉県-104人
第9位 山形県- 82人
第10位 岐阜県-79人
第11位 広島県-77人
第12位 京都府-70人
第13位 福岡県-65人
第14位 宮城県-63人
第15位 沖縄県-58人
第16位 静岡県-56人
第17位 滋賀県-54人
第18位 宮崎県-52人
第19位 岡山県-51人