昨日の7月9日に、造血幹細胞移植情報サービスの「骨髄バンク集計」の部分が更新され、2020年6月30日の時点における骨髄バンクのドナー登録の状況(速報値)が一覧の形で公表されています。また、少し後の7月16日には、骨髄バンクにおいても、骨髄バンク事業の現状(2020年6月末現在)が掲載されています。もっとも、最近は、ほとんど新規の記事を載せられない状況になっているのですが(申し訳ありません)、毎月の骨髄バンクの登録の状況は必ずリンクしているので、リンクします。
これらによると、2020年6月における骨髄バンクの新規のドナー登録者の数は1,562人となり、前月782人に比べて約2倍の数となり、大幅に回復するに至りました。コロナ禍が継続しているにもかかわらず、このように多くの方が新規にドナー登録をしてくれたことは本当に有り難く、ドナー登録された方に心より御礼を申し上げます。ただ、6月のドナー登録取消者の数は1,872人であったため、ドナー登録者の累計は310人の純減となり、現在の有効なドナー登録者の数は527,482人とさらに減ってしまいました。また、2020年6月までに全部で24,477人の骨髄バンクを通じた非血縁者間の移植が行われていたので、2020年6月は、合計81件と先月より多くの骨髄バンクを通じた非血縁者間の移植が行われていることがわかります。
次に、骨髄バンクの資料である、【提供希望者】都道府県別登録者数(2020年6月末現在)によって、都道府県別に新規ドナー登録者の方が多かった都道府県を順に見ていくと、第1位が4月に続いて大阪府であり、271人と300人近くのドナー登録がありました。
以下、第2位が愛知県で144人、第3位が神奈川県で112人、第4位が東京都で101人、第5位が宮城県で87人、第6位が福岡県で75人、第7位が熊本県で68人、第8位が沖縄県で63人、第9位が京都府で47人、第10位が埼玉県と宮崎県でそれぞれ39人、第12位が静岡県で36人、第13位が広島県で31人、第14位が香川県で30人の方のドナー登録がありました。6月は、コロナ禍による外出自粛の影響が続いた関東地方においては相対的に登録された方は少なかったものの、大阪府、愛知県、宮城県、福岡県、熊本県、沖縄県などが頑張ってくれたお陰で、多くの方に登録して頂き、大感謝です。
新型コロナ禍が続く大変に困難な時期であったにもかかわらず、愛と勇気をもってドナー登録をして下さった方、ドナー登録本当にありがとうございます。!!
また、同様に大変に困難な時期であったにもかかわらず、病院に何度も通院された上に、入院されて骨髄液や末梢血幹細胞を提供して頂いた方、本当にどうもありがとうございます。!!