今回もまた、骨髄バンクの話で申し訳ないのですが、昨年の8月27日付記事の骨髄バンクのドナー登録の大切さを伝える動画(1)ではリンクできなかった骨髄バンクのドナー登録の大切さを伝える動画がいくつかあるので、それらにリンクをしたいと思います。
まず、最初に挙げるものは、2016年12月25日に神奈川県のかなちゃんTVで公開された元患者さんのインタビューを中心にした動画で、後半の方で骨髄を提供したドナーさんとの手紙による感動的なやり取りが素直に語られていて、多くの若い方にドナー登録をしようという気持ちにさせるインパクトがあると思ったもの(個人的な感想ですみません)を紹介します。少し古いものですが、動画の再生回数もこの種の動画としては1800回を超えていてやや多いので、それなりに人気のある動画なのかと思います。
次に、北九州市が「あっぱれ!北九州」という一連のシリーズの一つとして最近作って6月2日にアップした動画で、短いけれどもドナー登録の必要性が示されていて、北九州市に住むドナーとなった方の感想、どこで登録ができるのか、北九州市のドナー助成制度にも触れられていて、北九州市の市民の方にとって参考になるところの多い動画だと思ったものをアップします。北九州市の登録拡大に向けた熱心な取組みに感謝したいと思います。
命のボランティア 骨髄バンクにドナー登録を/あっぱれ!北九州
第三番目に、上でリンクした自治体が作成した動画と違って、三重テレビが制作した動画でコマーシャルが入っており、骨髄バンクへの登録の方法以外の映像も多く含まれているものですが、大変よく出来ており、とりわけ若い方にインパクトがあるように感じた動画があるので、これにリンクします。この動画は、骨髄バンクのPRアイドルとなった名古屋のロマンチック・ロマンスがプロデューサーの加藤タクヤ氏と名古屋市大須の献血ルームに行き、そこで移植を受けて助かった患者さんの話を聞いた後で、骨髄バンクのチャンスを読みながら詳しい説明を受けた上で、2mlの採血をして登録をしている様子をそのままの形でライブ撮影したものです。これを見ると、その気になりさえすれば登録自体は献血ルームで簡単にできるものであることを改めて認識することができます。下の動画のうち2分10秒から6分10秒までが骨髄バンクへの登録の様子と加藤タクヤ氏とロマンティック・ロマンスによる最後のまとめの部分です(そこでは、今の時代は、昔と違って骨髄バンクによるケアも整い、助成(自治体のドナー助成)があるので、是非詳しい説明を聞いてほしいということが語られており、その通りだと思います。)。
ドナー登録完了!骨髄バンクPRアイドルが日本骨髄バンク主催イベントであべ静江さんと共演‼
それから、日本赤十字社が献血と骨髄バンクへのドナー登録、及び臍帯血の提供の大切さを伝えることを主な目的として制作した2019年3月31日公開の比較的新しい動画にリンクします。これは二つのものがあり、一つ目は、骨髄バンクを通じた骨髄移植によって骨髄異形成症候群を克服し、6年後の現在は営業で全国を回りつつ献血や骨髄バンクへの登録を呼びかける活動をされている後藤千英さんと、骨髄バンクを通じて別の方に骨髄を提供した弟の後藤哲平さんの体験談を当時の画像やナレーションなどを組み合わせてドキュメンタリータッチに編集した動画です。少し長いですが、大変よく出来ていて、ドナー登録を考えている方が見ても非常に心を動かされるし、移植が必要な血液疾患に罹った患者さんで今つらい思いをされている方が見ても、二人の姉弟の体験や行動から、「頑張って移植を乗り切ろう」という気持ちにさせてくれると感じました。
日本赤十字社が制作して3月31日に公表した動画の二つ目のものは、さい帯血移植を受けて急性骨髄性白血病を克服し、今は元気になって仕事に復帰し、転職して活躍している鈴木優麻さんの体験を同じようにドキュメンタリータッチで編集したものです。この動画も、献血の大切さ、さい帯血提供の大切さを伝えるとともに、同じ病気にかかっていて、骨髄バンクで適合するドナーの方を見つけるだけの時間的余裕がなくても献血とさい帯血移植でこんなに元気になれるということが印象に残る動画です。これも非常によくできていて、勇気づけられました。