昨日とは少し方向を転換して、世界最大規模を誇る全米骨髄バンク(1,600万人近い登録ドナーさんがいることがWikipediaのNational Marrow Donor Programに出ています)の歴史(それは同時に血液のがんを治療することの歴史でもある)を動画の形で紹介したNMDPによって2014年11月に作成された動画にリンクします。

  Be the Match: A History of Curing Blood Cancers

 NMDPの歴史を紹介した動画を見て驚かされるのは、登録ドナーの圧倒的な多さであり、動画の最後の方で最近では一年に約50万人の新規登録ドナーがいるという解説が出てきます。しかし、これは嘘でも何でもなく、現に全国協議会ニュース294号1頁「変化し成長を続ける世界の骨髄バンクコーディネートと移植状況」では、2016年にアメリカ(NMDP)において515,890人の新規ドナー登録があった旨が書かれています。また、Wikipediaには、NMDPは、2016年9月の時点で、80,000件を超える(非血縁者間の)造血細胞移植を仲介し、容易に行えるようにしたと書かれており、その果たしている役割の大きさに圧倒されます。