今日は、5人の血液内科の先生による約5年前の座談会記事であり、病気や治療に関する新しい情報の入手という点では役に立つものではないのですが、白血病の治療に当たっておられる専門の血液内科の先生方の考えていることや注意していることなどがわかるので、それなりに参考になる資料として、2013年の日本内科学会雑誌103号(ちなみに、日本内科学会雑誌はすべてPDFにて公開されています。)に掲載された以下の記事にリンクを張ります。

 白血病診療の実際

 なお、この座談会記事の最後の方の1780頁以下の部分は、診療科の中でも忙しい部門といわれ、なり手が少ないといわれている血液内科の先生方(血液内科の医師の多忙さについては、たとえば、http://blogos.com/article/242715/参照。また、私が患者会で頂いた「××病院の造血幹細胞移植の歴史」と題された2017年の雑誌論文でも、「血液内科医の業務は土曜日も日曜日も休日でも、深夜でも病態の変化の急な血液疾患ならではの対応が求められている。これが血液内科医が減少している理由の一つである」、「(病院の)診療科の中でももっとも忙しい部門である血液内科の医師」などと書かれています。)の白血病の治療にかける想いを知ることができるし、今後とも治療の進歩の可能性を期待できることがわかる点でも、読む意味があると思います。