ブロック図のイメージ
スマートパチスロは 台本体 と 横のサンド(専用ユニット350) がケーブル(遊技球等貸出装置接続端子板206)でつながっています。
台の中には基板が3枚:
- メイン基板200 = 遊技の頭脳
- サブ基板202 = 演出の頭脳
- クレジット管理基板204 = 電子メダルの財布
メイン→サブは一方通行。不正防止のため、メインが「演出して」と命令を送るだけで、サブからメインへは戻せません。
1. メイン基板200(主制御)
- CPU・ROM・RAM入り。電源切っても設定変更しない限りデータは残る
- やること:
- ベット処理:ベットボタンの信号を受けてクレジットを減らす
- 内部抽選:スタートレバーで乱数発生器200dから数字を引いて当たり役を決める
- リール制御:スタートで3つのリール用ステッピングモーター152を回し、ストップボタンで止める。位置センサー154でコマ位置を見る
- 当たり判定:有効ラインに揃ったかチェック
- 払い出し処理:当たりならクレジット管理基板に「◯枚加算して」と指示
- ゲームモード管理:通常 → 内部中 → ボーナス へ切り替え
- AT管理:非ATとAT(押し順ナビを出す状態)を切り替える
- 演出指示:サブ基板へコマンドを送る
2. サブ基板202(副制御)
- メインと同じくCPU・ROM・RAM。バックアップ電源付き
- メインからの命令だけを受けて動く
- やること:
- 液晶124、スピーカー128、ランプ126を制御
- 演出ボタン122の入力も拾う
- 自前の乱数発生器202dで演出の抽選(リーチ演出の種類など)
- 貸出や計数のとき「ジャラジャラ」音を鳴らす
3. クレジット管理基板204
- メインとつながり、サンドともつながる
- 電子クレジットの増減を管理。7セグ表示114へ枚数を送るのもここ
サンド(専用ユニット350)の役割
図の流れで使います。
- 現金投入口362:お金を入れる
- 度数表示372:入れた金額を「度数」で表示(例:千円=10)
- 貸出ボタン366:押すと度数分のクレジット(例:50枚)が台へ一気に転送
- カード挿入口364:会員カードやビジターカードを入れる
- 遊技ボタン370:カードに残ってるクレジットを台へ移す
- 獲得枚数表示374:台から流した枚数を表示
- 返却ボタン368:獲得分をカードに書き込んで排出
実際の流れ
- 現金入れる → 貸出ボタン → 台の7セグに50枚と出る
- ベットボタンで3枚ベット → 7セグは47に減る
- スタートレバー → 内部抽選 → リール回転 → ストップボタンで停止
- 小役11枚当たり → 7セグは58に増える
- やめるとき計数ボタン → 台のクレジットが0になり、サンドの獲得表示に移る
- 返却ボタン → カードに記録
安全チェック(台が「異常」と返す条件)
- 7セグが15000枚以上
- 貸出通知の枚数が51枚以上
- チェックサム不一致、通番が飛んでる
- 計数中に貸出が来た
などは台が「異常」通知を出して受け付けない。正常な電文が来るまで待つ。
音や光での報知
- 貸出・計数時はサブ基板が効果音を出す(短押し長押しどちらでも鳴らせる設定可)
- 終わったら「計数終わりました」「カード取り忘れ注意」の音声も出せる
基板を分ける理由
- メインは遊技だけに専念させ、演出やお金の管理は別基板に分離 → ゴト対策
- 実メダルがいらないので、ホッパーやメダルセレクターが不要 → コスト減
- クレジットを台とサンドで一元管理 → 不正な持ち込みや過剰な貸出を防ぎ、依存症対策にもなる
つまり「スタートレバー・リール・ストップボタンは今まで通り、裏側は3つの頭脳(メイン・サブ・クレジット)が役割分担して、サンドとだけお金のやり取りをする」仕組み。
Pacific株式会社・回胴式遊技機技術研究会
アミューズメント事業を主軸に、ものづくり支援事業を展開しています。

