遊技者は、スマスロにおいて遊技を試みる場合、まず、図に示す専用ユニットの現金投入部362に現金を投入する。そうすると、専用ユニットの度数表示装置372に、投入した現金に相当する度数(例えば、千円の投入に対し「10」)が表示される。遊技者が、貸出スイッチ366を操作すると、専用ユニットで保持する度数に対応する電子化メダル(例えば「50」)がスマートパチスロ100に一度に転送される。そうすると、スマートパチスロ100の遊技メダル数表示装置114に転送された電子化メダルの枚数(例えば「50」)が表示される。具体的に、スマスロは、専用ユニットから後述する貸出通知を受信した場合に、貸出通知が正常であれば、電子化メダルの転送を受け、貸出受領結果応答において「正常」と通知する。一方、貸出通知のうち電文長とコマンドの値は正常だが、その他の情報が異常である場合、スマスロ100は、後述する貸出受領結果応答において「異常」と通知する。また、貸出通知を正常に受信していない、または、貸出通知の電文長とコマンドの値が異常な場合、スマスロは、エラー表示を行うことなく、当該受信電文を破棄して、少なくとも電文長とコマンドとが正常な貸出通知を受信できるまで待機する。なお、貸出処理ができない場合、すなわち、後述する遊技機情報通知が異常である、後述する計数通知の計数メダル数(専用ユニットに一度に転送する電子化メダルの数)が「1」以上である、遊技メダル数表示装置114に表示された遊技メダル数が15000枚以上である、受信した貸出通知のチェックサムが異常である、受信した貸出通知の貸出通番が連続していない、受信した貸出通知の貸出メダル数が「51」以上である、または、メダルCPUから専用ユニットへ送信する遊技機情報通知において、ホールコン・不正監視情報以外を通知している場合、スマスロは、貸出受領結果応答において「異常」を通知する。

 

遊技者が、ベットスイッチ116を操作すると、電子化メダルがベットされる。このとき、遊技メダル数表示装置114には、ベットされた電子化メダルの枚数(例えば「3」)が減算された値(例えば「47」)が表示される。こうして遊技者は、遊技を開始することが可能となる。仮に、遊技の結果、払出枚数が11枚となる小役が入賞した場合、払い出された電子化メダルの枚数(例えば「11」)が加算される(例えば「58」となる)。

 

遊技者が、ベットスイッチ116を操作して電子化メダルがベットされた後であり、スタートスイッチ118が操作される(遊技開始)前に、精算スイッチ121が操作されると、ベットされた電子化メダルの枚数(例えば「3」)が遊技メダル数表示装置114に加算され(例えば「50」となり)、ベット状態が解除される。

 

遊技者は、遊技を終了すると、計数スイッチ112を操作し、メダル保持部に保持された電子化メダルを専用ユニット350に転送する。そうすると、専用ユニット350の獲得メダル数表示装置374に、メダル保持部に保持されていた遊技メダル数が表示されるとともに、遊技メダル数表示装置114には「0」が表示される。遊技者が、返却スイッチ368を操作すると、専用ユニット350で保持する電子化メダルがカードに転送され、そのカードがカード挿入部364を通じて専用ユニット350から引き出される。こうして、遊技者は、獲得した電子化メダルをカード媒体に蓄積できる。

 

遊技者は、再度、遊技を試みる場合、現金の代わりに、電子化メダルが蓄積されたカード媒体をカード挿入部364に挿入し、カード媒体に蓄積された電子化メダルで遊技することができる。そうすると、カード媒体に蓄積された電子化メダルが専用ユニット350に転送され、獲得メダル数表示装置374には、カード媒体に蓄積されていた電子化メダルの総数が表示される。遊技者は、貸出スイッチ366の代わりに、遊技スイッチ370を操作することで、専用ユニット350で保持する電子化メダルをスマートパチスロ100に転送することができる。

 

なお、貸出スイッチ366や計数スイッチ112が操作されると、メダルCPU204aは、電子化メダルの貸出処理や計数処理を実行するとともに、メインCPU200aにその旨のコマンドを送信し、当該コマンドを受信したメインCPU200aは、サブCPU202aにその旨のコマンドを送信する。そして、サブCPU202aは、貸出処理や計数処理における、実際に電子化メダルが貸し出されるまたは計数されるのに伴って、電子化メダルの移動を表す所定の音をスピーカ128に出力する。なお、計数処理において、サブCPU202aは、計数スイッチ112の短押しおよび長押しのいずれにおいても所定の音をスピーカ128に出力するとしてもよいし、計数スイッチ112の短押しおよび長押しのいずれか一方においてのみ所定の音をスピーカ128に出力するとしてもよい。また、計数処理における計数スイッチ112の操作完了(例えば、押下離し)時に、サブCPU202aは、計数が完了したことを示す所定の音声を出力したり、計数処理の完了後に、カード挿入部364からのカードの引き出し忘れを防止する所定の音声を出力するとしてもよい。こうして、遊技者は、貸出処理や計数処理が適切に実行されていることを聴覚的に確認することができる。また、サブCPU202aは、スピーカ128に限らず、液晶表示部124、演出用ランプ126といった各デバイスを通じて、貸出処理や計数処理が実行されていることを報知してもよい。なお、ここでは、制御の主体としてCPU(中央処理装置)を例に挙げて説明しているが、MPU(Micro Processor Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等、演算可能な様々な演算素子を適用することができる。

 

このようなスマートパチスロ100では、実物のメダルが不要となるので、疑似的にメダルを投入したり、不正に持ち込んだメダルを使用するゴト行為を防止することが可能となる。また、遊技機内に遊技媒体の投入や払い出しを行う機構を設ける必要がなくなるので、設計コストや製造コストを削減することができる。さらに、遊技者への遊技媒体の貸し出しや、獲得した遊技媒体の計数等を一元管理することで、不正防止が可能となる。また、データを一元管理することで、射幸性を抑制し、ひいては、依存症対策を強化することが可能となる。