遊技機としてのスマスロは、筐体と、前面一端に回動可能前面扉が設けられている。前扉の下部略中央には、ガラス板や透明樹脂板等で構成された無色透明の図柄表示窓が設けられている。筐体内の図柄表示窓に対応する位置には、3つのリール(左リール、中リール、右リール)が、それぞれ独立して回動可能に設けられている。左リール、中リール、右リールの外周面には、等分された各領域に複数種類の図柄がそれぞれ配列されている。遊技者は、図柄表示窓を通じて、上段、中段、下段に位置する、左リール、中リール、右リールそれぞれの3つの連続する合計9個の図柄を視認することができる。
前面扉には操作部設置台が形成され、計数スイッチ、遊技メダル数表示装置、ベットスイッチ、スタートスイッチ、ストップスイッチ、精算スイッチ、演出スイッチ、等が設けられている。
計数スイッチは、押圧スイッチで構成され、スマスロで電子的に保持された、遊技の用に供することができる電子化メダルの一部または全部を専用ユニットに転送する操作を検出する。計数スイッチの操作には、500msec未満の短押しと500msec以上の長押しが準備されている。計数スイッチの短押しでは、操作毎に電子化メダルが1枚計数され、長押しでは、300msec毎の計数通知を行うタイミングで電子化メダルが50枚ずつ計数される。スマスロで電子的に保持された、遊技の用に供することが可能な電子化メダルの総数を「遊技メダル数」と称し、電子化メダルを保持する記憶部を「メダル保持部」と称する場合がある。
遊技メダル数表示装置は、メダル保持部に保持された電子化メダルの総数、すなわち遊技メダル数を表示する。ただし、遊技メダル数にはベットした電子化メダルは含まれない。したがって、遊技メダル数表示装置には、遊技者が獲得した電子化メダルから、ベットした電子化メダルの数を減算した数が表示される。なお、遊技メダル数の表示は、遊技者が視認できる位置に配された5桁または6桁の7セグメントの表示器等で以下のように表される。すなわち、その数値範囲は、1営業日における最大差枚数を勘案して0~16368で表され、有意な数値の上位の桁が0となる場合、その数値を空白(消灯)とする。ここで、その数値が15000以上となると、遊技者に計数を促す報知を実行し、電子化メダルの貸出処理を制限するとともに、試験用計数信号を約3500msecの間出力する。ただし、遊技者は遊技を引き続き継続可能である。そして、その数値が16369以上となった場合、遊技の進行を制限する。具体的には、ベットスイッチ、スタートスイッチ、精算スイッチの受付を禁止する。なお、その数値が16369以上となった場合の代わりに、その数値が16369以上となりそうな場合に、遊技者により計数が実行されるまで電子化メダルの払出を禁止するとしてもよい。例えば、その数値が、16369から、1遊技で取得可能な最大差枚数である12枚(最大払出枚数(例えば15枚)-規定数(例えば3枚))を減算した16357以上となった場合に遊技を停止させるとしてもよい。また、遊技メダル数表示装置は、スマスロで保持される遊技メダル数が更新されてから概ね300msec以内に、更新された遊技メダル数を反映して表示する。
ベットスイッチは、メダル保持部に保持された電子化メダルのうち、所定数の電子化メダルを投入(ベット)する。なお、ベットスイッチには、1遊技で必要とされる規定数の電子化メダルを投入(ベット)するマックスベットスイッチ、規定数の範囲内で1枚分の電子化メダルを追加的に投入する1ベットスイッチが含まれる。
スタートスイッチは、例えば傾倒操作を検出可能なレバーで構成され、遊技者による遊技の開始操作を検出する。ストップスイッチは、左リール、中リール、右リールそれぞれに対応して設けられており、遊技者の停止操作を検出する。精算スイッチは、ベットスイッチの1回の操作によりベットされた電子化メダルの全てをメダル保持部に返却する操作を検出する。演出スイッチ2は、例えば、押圧スイッチと上下左右に配置された十字イッチとから構成され、遊技者の押圧操作や回転操作を検出する。
前面扉の上部略中央には、演出に伴う様々な画像を表示する液晶表示部が設けられている。また、前面上扉の上部や左右には、例えば高輝度の発光ダイオード(LED)によって構成される演出用ランプが設けられる。また、前面扉の左右位置には、効果音や楽音等による聴覚的な演出を行うスピーカが設けられている。
スマスロでは、遊技が開始可能となり、規定数の電子化メダルがベットされると、有効ラインが有効化するとともに、スタートスイッチに対する操作が有効となる。ここで、ベットは、ベットスイッチの操作を通じてメダル保持部に保持されている電子化メダルを投入する場合と、リプレイ役が有効ライン上に表示されたことに基づいて電子化メダルを自動投入する場合のいずれも含む。また、有効ラインは、当選役の入賞を判定するためのラインである。
遊技者によりスタートスイッチが操作されると、遊技が開始され、当選種別抽選等の各処理が実行されるとともに、左リール、中リール、右リールcが回転制御される。その後、ストップスイッチの操作に応じて、対応する左リール、中リール、右リールをそれぞれ停止する。そして、当選種別抽選の抽選結果および有効ラインに表示された図柄の組み合わせによって、電子化メダルの払い出しを受け得る当選役が入賞した場合には当選役に対応する数の電子化メダルがメダル保持部へ払い出されて(貯留されて)遊技が終了する。電子化メダルの払い出しを受け得る当選種別に不当選であった場合または当選したが入賞しなかった場合には左リール、中リール、右リールが全て停止したことをもって、遊技が終了する。
なお、本実施形態において、上記遊技は、ベットスイッチの操作を通じたメダル保持部に保持された電子化メダルの投入、または、リプレイ役が有効ライン上に表示されたことに基づく電子化メダルの自動投入のいずれかが行われてから、遊技者によるスタートスイッチの操作に応じて、左リール、中リール、右リールが回転制御されるとともに当選種別抽選が実行され、当選種別抽選の抽選結果および遊技者による複数のストップスイッチの操作に応じて、操作されたストップスイッチに対応する左リール、中リール、右リールcがそれぞれ停止制御され、電子化メダルの払い出しを受け得る当選役が入賞した場合、その電子化メダルの払い出しが実行されるまでの遊技をいう。また、電子化メダルの払い出しを受け得る当選種別に不当選であった場合または当選したが入賞しなかった場合、左リール、中リール、右リールが全て停止したことをもって1遊技が終了する。ただし、遊技の開始を、上記の電子化メダルの投入、または、リプレイ役の当選の代わりに、遊技者によるスタートスイッチの操作と読み替えてもよい。また、かかる遊技が繰り返される数を遊技数とする。

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