タイホーのY-14という基板です。
かつて4号機の時代に大活躍しました。タイホー社がアミューズメント部門から撤退して
機種交換等のメンテナンスがなくなり、同社製品を使っていたオペレーター各社は基板の再利用
ができなくなりました。
 
そんな事情が、依頼となって舞い込んできます。
 
4号機鬼武者からYー14基板を取り外す際に配線を一本づつメモして記録しておきました
 
この基板は実機から12Vを取り込んで基板上で、5Vに落としてマイコンを動かしています
 
24Vはカプセルホッパー駆動用です
 
 
 
 
実機は設定鍵がありませんでした設定錠自体はメイン基板に直接半田つけされています
 
やむをえず、アクリルケースからメイン基板を取り外し、設定スイッチの端子から信号線を取り込みました
 
本体からアクリルケースごと取り外し、アクリルケースを分解するのは大変な作業でしたほとんど破壊したといったほうがいいでしょう
 
まず、設定とメダルセンサのラインをつなぎます設定変更後の50点実機側への転送はうまくいきました
 
こんどはホッパーまわりです
 
Y-14はホッパー駆動時に本体からLに落ちる信号を取り込んでいます
 
ピンポンのホッパー駆動信号が見つかりません
 
モータの配線を24Vのリレーを使ってホッパー駆動時にLになる回路を無理やり作りました
 
小役があたってエラーなくクレジットに加算されました
これで完成です
 
結構簡単でしたね
 
ところが問題発覚
 
小役加算時に実際より1点多くプラスされます
 
これでは使い物になりません
 
もう一度ホッパーをつなぎなおして、メダル払出
時の波形を調べます
 
センサ1は5VActive Lowで25msec幅、センサ2はセンサ1が動いてから20msec後にactive Hightで35msec幅だということがわかりました
 
これをにプログラミングしてマイコンに書き込みます 
 
Y-14のホッパセンサ信号をきっかけにしているのでActiveLow25msec幅の制限時間があります 
 
この条件をクリアしたプログラミングに成功
 
これで、お蔵入り寸前のタイホーY-14基板が陽の目をみたのでした めでたし、めでたし
 

 
 
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