電気配線図(eWD)をWindowsで閲覧
お待たせしました!(誰も待ってない?)WindowsでNDロードスターの整備書を、電気配線図(SVGファイル)まで含めて表示する手順を紹介します。
【目次】 |
NDロードスターの整備書(CD-ROM)をWindowsに入れると、自動的にWebブラウザが起動されて整備書が表示されますが、電気配線図(eWD)を表示することができません。このため、Mac編と同様にWebサーバーを用意し、SVGファイルを表示できるようにします。
【参考記事】
→ NDロードスター整備書(サービス・マニュアル)の配線図(eWD)表示方法(Mac編)
IISのインストール
Windowsアイコン → すべてのアプリ → Windowsツール → コントロールパネル を選びます。
この中から、「システムとセキュリティ」を選択します。
「プログラムと機能」欄にある「Windows の機能の有効化または無効化」をクリック。
「インターネット インフォメーション サービス」の「+」をクリックし、「Web 管理ツール」と「World Wide Web サービス」にチェックを入れて「OK」ボタンを押します。
最後にWebブラウザを起動し、アドレス欄に「http://localhost/」と入力して、上の画面が表示されたらIISのインストール完了です。
整備書(サービス・マニュアル)用フォルダの準備
IISをインストールすると、ディスクに「¥inetpub¥wwwroot¥」というフォルダが用意され、ここにコンテンツを格納するとIISから閲覧することができます。しかし、このフォルダの操作にはアドミニストレーター権限が必要なため、ユーザーフォルダの中に整備書用のフォルダを準備します。
フォルダを準備したら、そこに整備書ディスクの「data」フォルダに格納されているデータを全てコピーします。
次に、IISから閲覧できるようNTFS(Windowsのファイル管理システム)の権限設定を変更します。整備書のフォルダを右クリックし、「プロパティ」を表示。プロパティ画面の「共有」タブをクリックします。
上記画面から「共有(S)...」ボタンを押すと共有設定画面が表示されるので、「Everyone」を追加し、「共有(H)」ボタンを押します。
以上で、整備書フォルダの準備完了です。
IISマネージャの操作
次に、IISから整備書フォルダを閲覧できるよう、IISの設定を変更します。
Windowsアイコン → すべてのアプリ → Windowsツール を開き、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を選びます。
IISマネージャーの画面下、「機能ビュー」が選択された状態になっているので、右隣の「コンテンツビュー」をクリックします。
「¥wwwroot」フォルダ内が表示されるので、画面を右クリックして「仮想ディレクトリの追加」を選びます。
「エイリアス(A)」欄にアドレスに使う名称を設定します。下の画面は「http://localhost/mazda/」にした場合の例です。
「物理パス(P):」欄に、整備書を格納したフォルダを設定すると、IISから整備書を表示することできます。
整備書の動作確認
最後に、IISからの表示を確認します。エイリアスに設定したアドレスで整備書が表示されることを確認します。
「サービス資料」から「電気配線図(eWD)」を選び、配線図が表示されることを確認します。