急に寒くなったので暖かい料理が食べたくなり、本場と同じ唐灰汁麺が食べられる「雲仙第三横浜店」を訪問しました。なお、店名に「第三」とありますが、第一と第二は閉店し、第三だけが残っているそうです(参考「南区にある「長崎ちゃんぽん 雲仙第三横浜店」は1軒しかないのに、なぜ「第三」なの?」(はまれぽ))。
皿うどん
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.8, 1/250s
長崎ちゃんぽん
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.8, 1/250s
ちゃんぽんも皿うどんも、関東で育った方には「優しい味」とか「甘い」と感じる味付け。僕の好みより胡椒が効きすぎてピリピリきますが、どうやら雲仙市では胡椒が効いた味付けが主流のようです。長崎ちゃんぽん発祥の長崎市でも、思案橋近くの有名店はニンニクがキツいなど、味付けは各店それぞれです。
なお、皿うどんは細麺のみ。ちゃんぽん麺(太麺、やわ麺)はありません。
メニュー(2024年11月19日現在)
唐灰汁麺の説明
細麺の揚げ麺も唐灰汁麺なのかについては、僕の舌では分かりません。わざわざ細麺だけ違うところから取り寄せることは考えにくいですが。ちなみに、揚げる前の細麺ではなく、揚げて個別包装された麺を仕入れているようです。
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f5, 1/15s
また、卓上にソースが用意されるものの、金蝶ソースではないと思います。それでも、皿うどんにはソースをかけた方が美味しいと思うので、酢を使わず、長崎流で食べてみてください。
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO160, f9, 1/200s
お店の住所は宮元町になりますが、元はこの地域一帯が「蒔田」だったので、蒔田駅も宮元町、蒔田公園は宿町です。江戸時代に吉田新田が作られるまでは、蒔田の辺りまで入江になっていたそうです。
ところで、神奈川県内で唐灰汁麺が食べられるお店が減ってしまい、悲しい限りです。戸塚、新横浜に続き、吉野町から黄金町へ移転したお店もなくなった。茅ヶ崎と中華街のお店もいつまで続けてもらえるか不安があり、若い店主のお店はココと三崎の2店のみ。神奈川県から本物の太麺皿うどんが消える日は、あまり遠くないようです。