横須賀で口コミ評価の高い「麺処 池田」さんを訪問しました。注文したのは、人気の担担麺。
担担麺
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2.2, 1/200s
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2.2, 1/160s
よくある陳建民さんが流行らせた担々麺と異なる見た目。トロみたっぷりのスープには、挽肉、ザーサイ、ニンニク。てっきり小田原タンタン麺だと思ったら、調べてみると話はそんなに単純ではなくてビックリ。
ネット情報によると、こちらの店主さんは「坦坦麺餃子工房北京」で修行されたとのこと。今は唐揚屋さんになっている、新大津にあった店舗で働かれていたそうです。
公式サイトには衣笠店と宮崎台店しか掲載されていませんが、大矢部にも店舗があり、こちらの担担麺も同様の仕様のようです。
大谷部店の前を通るたびに、「担々麺のルーツは四川料理なのに、どうして北京?」ぐらいに思っていました。北京料理ではなく、「北京」というお店のオリジナル担担麺だった訳です。
そして、こちら(↑)が小田原の秘境にある「中華 四川」のタンタン麺。トロみたっぷりのスープに挽肉、ザーサイ、ニンニク。トロみが強すぎて麺がスープに載っているし、ニンニクが強烈過ぎて自分の息の臭さに閉口するほどです。これに比べると、麺処池田さんの担担麺の方が食べやすくて美味しいし、激辛好きにもウケる辛さレベルがあっていいと思います。
さて、1975年開業の中華四川さんが始めたタンタン麺は、小田原タンタン麺としてご当地グルメになっています。しかし、坦坦麺餃子工房北京さんの方が古いとの情報があり、公式ページにも「創業50年」とあるので、北京さんの方が数年ほど開業が早いと思われます。
そうであれば、大谷部店や麺処池田さんも含めて、ご当地グルメとして売り出してはいかがでしょう。横須賀も、いつまでもネイビーバーガーと海軍カレーだけでは飽きられます。カレー広島お好み焼き(花金焼)を売りにしていた田浦「かえる」も閉店してしまったし、新たな売りを次々に作らなければ横須賀の地盤沈下は防げないでしょう。小田原と元祖合戦になったって、それはそれで面白い話題になるからいいじゃないでしょうか。
麺処 池田の外観
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO100, f10, 1/60s
麺処池田さんの場所は、京急「横須賀中央駅」東口から徒歩3分(約200m)ほど。個人的には、週末は大混雑で交通手段が車しかない四川さんを訪問するより、麺処池田さんの方が美味しいし電車でも訪問できて便利と思います。