家の壁に寄せて駐輪しているため、スロットル側のハンドルを何度も家にぶつけていたら、ついにハンドルグリップの端にある飾りが外れてしまいました。

 

壊れたハンドルグリップ

 

上の写真は、ハンドルグリップを外した状態で撮影したものです。端っこの飾り(グリップエンド: 53167-MM8-000)だけ割れたのであれば、数百円で済みます。しかし、ハンドルグリップの中が割れているので、スロットル側ハンドルグリップ(53145-MM8-000)を交換します。

なお、必要工具は5mm六角レンチ、5mm六角ボルトの取り付けに使えるトルクレンチ、プラスドライバーです。

 

  1.  スロットルケーブルホルダーの取り外し
    スロットルワイヤーが張った状態ではグリップからワイヤーを外せないので、キャブレター近くのスロットルケーブルホルダーを外します。これが少々面倒くさい。

    ダミーエアクリーナーカバー

    まず、車体左側のダミーカバーを止める六角ボルト(5mm)を外し、カバーを撤去します。

    キャブレターサイドカバーステイ

    次に、キャブレターサイドカバーステイを止める六角ボルト(5mm)を外します。

    スロットルケーブルホルダー

    そしてこれ。何とかして、ステイの奥にあるスロットルケーブルホルダーを止める2本のプラスネジを外します。頑張りましょう。
     
  2.  ブレーキマスターシリンダーの取り外し
    マスターシリンダーを止める2本の六角ボルト(5mm)を外します。注意点は、ブレーキラインにエアを噛ませないために、何とか取り外したマスターを水平に近い状態に保つことです。

    マスターシリンダーホルダー
     
  3.  スイッチハウジングの取り外し
    キルとスターターのスイッチの下側にプラスネジが2本あるので、これを取り外します。ネジは前側が長く、後ろ側が短いので、間違えないように注意しましょう。

    スイッチハウジング
     
  4.  ハンドルグリップ取り外し・取り付け
    グリップは、上記「3」のハウジングで固定されています。グリップからスロットルケーブル2本を外し、グリップを交換してケーブルを接続します。ケーブルの接続部分には、取り付け前にグリスを塗るのが正しい手順です。すっかり忘れていたので後からグリスをグリグリ塗り込みました。w

    スロットルパイプ

    スロットルパイプのグリスアップ
     
  5.  スロットルケーブルホルダー取り付け
    グリップにスロットルケーブルを接続したら、上記「1」で取り外したケーブルホルダーを取り付けます。キャブレターサイドカバーステイを止める六角ボルトの締め付けトルクは9N・mです。
     
  6.  スイッチハウジング取り付け
    グリップのスロットルケーブル接続部を取り囲むようにハウジングを取り付けます。ハウジングの下側パーツには丸い突起部分があり、ハンドルには位置決めの穴が空いています。

    ハンドルスイッチハウジングの位置決めピン
     
  7.  ブレーキマスターシリンダーの取り付け
    ハンドルに、ポンチマークと呼ばれる印があります。ここにシリンダーとホルダーを合わせて取り付けます。6角ボルトの締め付けトルクは12N・mです。

    ポンチマーク
     

以上、簡単な交換作業なのにスロットルケーブルに悩むことになりましたが、おかげでスロットルケーブル交換に必要なスキルを身につけました。

 

交換後のハンドルグリップ

 

スロットルケーブルを交換する際は、お店にお願いしてお金で解決することにします。w