白河ラーメンの元祖は「亀源」だそうですが、手打ち麺の元祖は「とら食堂」とのこと。白河市で一番人気の「とら食堂」さんは、昭和44年創業の老舗店であるとともに、おそらく福島県の行列ができるお店最上位クラス。行列が苦手な田舎者ゆえに避けていましたが、総本山と呼ばれるお店へ行かなければ白河ラーメンを正しく評価できない。意を決して片道100kmの旅に出掛けてきました。

 

外観

とら食堂の外観

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO100, f10, 1/100s

 

 

とら食堂の入口

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO50, f1.5, 1/1124s

 

到着は10時過ぎ。入口の左脇にある発券機は、朝9時ごろから稼働しているそうですが、すでに22番でした。

 
受付番号

とら食堂の番号札

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO100, f1.6, 1/4000s

 
入店時間目安

とら食堂の入り口にある番号の目安

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO200, f16, 1/80s

 

12時ごろになるかな?と思っていたら、17〜20番のお客さんが不在。11時30分に入店となりました。

 

発券機(2023年6月25日現在)

とら食堂の食券器

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2.2, 1/800s

 

入口をくぐると発券機があります。気軽に訪問できる場所ではないので、焼豚ワンタン麺をポチッ。麺の量は、普通が175g、大盛り280gだそうなので、躊躇なく普通。ミニがあるところがいいですね。

 

内観

とら食堂の内観

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2.2, 1/125s

 

店内は天井が高く、広々とした印象です。

 

玉ねぎみじん切り

とら食堂の玉ねぎみじん切り

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2.2, 1/200s

 

席に案内されると、お冷と一緒に玉ねぎみじん切りが運ばれてきます。これがスープと合うとのこと。

 

焼豚ワンタン麺

とら食堂の焼豚ワンタン麺

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2.2, 1/200s

 

とら食堂の手打ち麺リフト

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2.2, 1/250s

 

ものの5分ほどで配膳。えっと・・・、これ、大盛りじゃなくて普通ですよね?丼の存在感が凄いです。もっちもちのちぢれ麺は、あっさり醤油スープによく合います。噛みごたえのあるチャーシューは香ばしい香りとしっかりした味わい。途中で玉ねぎみじん切りを入れてみると、うん!これはスープによく合う。出汁のツンとした感じが消えて、とても美味しい。神奈川淡麗系が好きな僕にはド真ん中ですが、家系好きやジロリアンには向いていないでしょう。

 

ところで、とら食堂さんに限らず「無化調」を売りにするラーメン店が多いですが、要は、うま味調味料不使用ということ。でも、たかだか発酵生産されたグルタミン酸ナトリウムを忌避する理由は?「美味しんぼ」を経典とする新手の宗教みたい。この業界は、40年ぐらい時間が止まっているように感じます。昆布出汁の美味しさもグルタミン酸であって、自然由来なら良くて工場生産がダメな理由を教えて欲しいものです。