(2022年11月16日)夕方5時以降はメニューなし。店長おまかせ飲み放題付き2時間コースのみ。料理は最高、お酒は入手困難な逸品を揃えている。率直な物言いの店長さんの見解も面白くて、楽しい2時間を過ごせました。
外観
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO1000, f1.4, 1/40s
入口
この日(2022年11月14日)の料理は、以下のとおり。
ちりめんじゃこ
茶碗蒸し
やや硬めに作られた茶碗蒸しは、出汁の香りに雑味がなくて美味しい。大将は「そう言っていただけると嬉しいですが、メニューに載せたって誰も注文してくれないのですよ。」とのこと。そうなの?イクラも茶碗蒸しの風味に調和して絶品なのに。
刺身盛り合わせ(ワラサ、水蛸、ホッキガイ、オコゼ)
石川の海辺で育った部下くん、愛知の海辺で育った僕が驚きの声を上げるほど美味しかった。特に、オコゼがこんなに美味しい魚だなんて初めて知った。ぷるぷるした食感に甘い味わい。ただただ驚きました。
カサゴの唐揚げ
大将の火加減に感服。表面はサクサク、厚い身の中までふわっふわ。そして、漬けダレも美味しい。何を合わせたらこんな味になるんだろう?
肝の揚げ浸し
出来上がってしまって、何の肝だったのか記憶にありません、ごめんなさい。ただ美味しかった。濃厚な魚の肝を、あっさり美味しくいただけました。
以下、いただいたお酒。デキャンタを空けるとお酒を足してくれる方式です。
大将曰く、「十四代は30種類もあるんですよ。だから、十四代の『どれ』が飲みたいのか。違うんですよ。」なんだとか。そういうものなのかと、楽しく大将の知識もいただきました。こんなに美味しくて知識欲も満たせる飲み放題、他にはない。
デザート
また、お偉いさんを連れて再訪します。6千円コースでは出せない、高級な日本酒もお願いします。役員にきっちり払ってもらうので。w
今回も、美味しい料理に珍しいお酒を堪能しました。
メカブとあん肝
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.6, 1/40s
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.6, 1/100s
相変わらず何を食べても美味しい。今回は焼き鳥がありましたが、滅多に焼き物はしないそうです。2年に一度ぐらいとか。なお、天ぷらは、天ぷらの下に敷かれた抹茶塩でいただきました。
そして、今回も珍しいお酒がいっぱい。飛露喜や酔鯨は「神様のカルテ」にも登場するので知っていましたが、2年熟成した飛露喜「愛山」は素晴らしい口当たり。No.6(ナンバーシックス)、会津娘「嬢(じょう)」なんて、後から調べてのけ反りました。不勉強すぎて申し訳ない気分です。
而会飲み比べ
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.6, 1/50s
酵母No.6飲み比べ(左から純米、吟醸、大吟醸)
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.6, 1/50s
飛露喜 愛山
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.6, 1/40s
会津娘
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.6, 1/50s
酔鯨
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f1.6, 1/60s
お店の大将は、「え?こんな食材がこんなに美味しいの?」という驚きを提供することが楽しいのだそうです。愛すべき料理人さんですね。挙句に入手困難な希少なお酒が飲める。某口コミサイトや検索サイトの点数、すなわち他人の評価を当てにしていたら、こういう良いお店に出会う機会を失うだろうと思います。