ディーラー・オプションは前方のみ、しかもサンバイザーの邪魔
店舗との揉め事が解消され、本日、ロードスターRFが納車されました。早速、前後を撮影できるドライブレコーダーを、視界やサンバイザーの邪魔にならないように取り付けます。
ドラレコの液晶ディスプレイは邪魔
取り付けたドライブレコーダーは、ユピテルの「SN-TW9200dP」。ロードスターは窓が狭いので、視界を妨げる大きな筐体は邪魔です。そこで、液晶ディスプレイがない小さな製品を選びました。撮影した動画は、スマホから見ることができます。スマホにユピテルのアプリ「DRY Remote TypeC」をインストールすると、録画データの再生、録画データのダウンロードができます。
なお、この製品はネット通販用であり、見ての通り地味なパッケージに加え取説すら入っていません。取説はユピテルの製品データベースからダウンロードしましょう。
ドラレコの取り付け手順
-
電源とアース
電源は、助手席側の足元にあるヒューズブロックの5番「電源ソケット」(オーナーズ・マニュアル352ページ参照)から電取りコードを使って取り出します。マイナスは、ヒューズブロック左側に10mmのボルトがあるので、ここに取り付けます。車内の本当のアースポイントは他にありますが、運転席側のAピラー下側付近なので諦めました。
なお、空いているソケットから電源を取ることはやめましょう。メーカーが想定していない回路ができてしまうため、思わぬ誤動作等を招く可能性があります。
-
前カメラ
前カメラは、室内のリア・ビュー・ミラーの裏側辺りに取り付けることで、視界もサンバイザーも邪魔しません。ただし、トリム内に配線を収納するためには、トルクスと呼ばれる特殊な形状のボルトを外す必要があります。
サンバイザーを下げると、室内灯の左右にあるT-30トルクスネジでフロント・ヘッダ・トリムが止められており、フィメール・ウェッジはT-40トルクスネジで止められています。幌にしろRFにしろ、左側のフィメール・ウェッジで位置調整されているので、助手席側のフィメールウェッジを取り外す際は、何か目印をつけた上で外し、確実に元の位置に戻しましょう。
なお、トリムのT-30の締め付けトルクは4.5〜6.3N・m、フィメール・ウェッジのT-40は9〜14N・mです。
-
内装トリムについて
配線の余りは、前カメラの電源配線ついてはヒューズ・ブロック周辺に、後ろカメラの配線は助手席の裏側に押し込みました。内装トリムは基本的に引っ張れば外れますが、内装留めがある場合は、細いマイナスドライバー等を使って真ん中部分を引き出すと簡単に外すことができます。
-
「ドラレコ付いてる」ステッカー
困ったのが、この巨大なステッカー。これを貼らなきゃ煽り運転防止効果が減りますが、ロードスターの小さな窓にこの大きさは無理。
【余談】小銭をケチると碌なことがない
SN-TW9200dPは、電源ソケットから電源を取る製品ではなく、プラスもマイナスも自ら配線処理する製品。そのため、プラス配線にはヒューズが入っているので、電取コードのヒューズが無駄になる。そこで、自作電取コード作成に挑戦してみました。
15Aヒューズの頭を削って、配線をハンダ付け。
上手くできた!と思ったら、小さなヒューズにハンダ付けをするのに手こずり、熱でヒューズが壊れていました。ガッカリ。大人しく電取コードを購入し、プラス配線に接続しました。