今回もボーナスがA判定だったので、自分へのご褒美にうなぎを食べに行くことにしました。三河の山猿だから、どうせなら江戸焼きではなく焼きだけのうなぎが食べたい。先週12日に開店したばかりの「うなぎ四代目菊川」横浜ベイクォーター店を訪問しました。

 

四代目菊川横浜ベイクォーター店の外観

Nikon D5500 + SIGMA制30mm単焦点、F16, 1/125s, ISO100

 

 

四代目菊川ベイクォーター店からの眺め

Nikon D5500 + SIGMA制30mm単焦点、F14, 1/100s, ISO100

 

お店の場所は、横浜ベイクォーターの5階。窓からみなとみらいが見渡せていい感じ。そして、注文したのは一本鰻。猿だからメニューの見た目に簡単に釣られました、はい。

 

四代目菊川ベイクォーター店の調理場

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カウンター席の前にあるガラス越しに、調理場で焼いている様子が見られます。串は竹串ではなく鉄串。追い串を打たない焼き方です。一本まるまる焼く様子は豪快。待ち時間は15分ほどでしょうか。焼きだけで仕上げる割には速いと思います。名古屋で蒸さないお店へ行くと、30分ほど待つこともザラなので。

なお、愛知や静岡にも、蒸して焼くお店がいっぱいあります。蒸した方が、身を柔らかくすることも臭みを取ることも簡単だからでしょう。

 

一本ひつまぶし(5,180円)

四代目菊川の一本ひつまぶし

Nikon D5500 + SIGMA制30mm単焦点、F3.5, 1/160s, ISO320

 

一本どぉーんと盛られた見た目も凄いけれど、このケーキ型かミートローフ型のような器の使い勝手がいい。よくある丸型の器では、茶碗によそう時に崩れてしまって悲しくなる。この器はサクっとすくえて気持ちいい。

そして美味しさは悶絶級。皮のパリパリ具合がたまらない。脂の匂いなし。血合い骨が気にならないフワフワ食感。そして、焼きのみなのにタレの甘さが控えめ。お出汁も肝吸も塩分控えめで、肝のフワフワな食感にびっくり。

 

四代目菊川のひつまぶし

Nikon D5500 + SIGMA制30mm単焦点、F4, 1/125s, ISO320

 

個人的には、ひつまぶしの最高峰は「イチビキ」さんと思っています。タレはイチビキさんの方が美味しいと思いますが、うなぎの素の美味しさは菊川さん。料理が出てくる時間もイチビキさんに比べて遥かに速い。

でも、関東や東北出身の方には肝吸いやお出汁の塩分が物足りないだろうし、関西方面から来た方にはタレの甘さが足りないと思います。だが、三河の山猿には超ど真ん中。厚木の「川入園」さん、石川町の「八十八」さん、訪問する理由がなくなりました、ごめんなさい。

 

四代目菊川ベイクォーター店の卓上調味料

Nikon D5500 + SIGMA制30mm単焦点、F2.2, 1/80s, ISO100

 

ライオン印のおしゃれなミル(プジョー製)がいいですね。挽たての山椒は香りが引き立つ。車好きの間では知られている話ですが、フランスの自動車メーカー「プジョー」は、もとは調理器具メーカーです。しかし、この右向きのライオンは、自動車では見たことがない。


【余談】

関東では、蒸して焼く調理法を「江戸焼き」、焼きだけの調理法を「地焼き」と呼びます。しかし、どうして「江戸」の対語が「地」なんでしょう?西日本では「地焼き」という表現は使わないし、言葉の響きが好きになれないので使いません。