単車向けの駐輪場を探すとき、単車乗りが嫌われていることを実感する。
例えば、西友。バイク駐輪場は125cc未満までだが、駐車場はバイク禁止。法律上は、125cc以上〜400cc未満は軽車両、400cc以上は普通車両だから、駐車場に止めることに問題はない。だが、西友を筆頭に、原付以外の二輪は来るなと言わんばかりの施設管理者が多い。
そうでなくても、駐車場に単車を止めると管理者ではない人から文句を言われるとか、意味不明の事態に陥ることが多いのに。
※ 写真は東急の港北S.C.駐輪場、もちろん125cc超の駐輪場は整備していない。
そこで重宝していたのが、社団法人日本安全協会が運営する「全国バイク駐車場案内」。地図上に排気量別(50cc未満、125cc未満、125cc以上)の駐輪場を選択表示できて、とても便利だった。ところが、昨年(2018年)7月にGoogleとの契約が切れ、単なる使い勝手の悪い駐輪場案内サイトに没落。以後、使い勝手が戻ることがなくて、本当に二輪を普及させるつもりがあるのかと。

誰も単車乗りに見向きもしない時代だから、避けられない結果とは思う。今時の単車は高価になったのに、オンラインゲーム等の安上がりで楽しいサービスがいっぱい。若者を惹きつける魅力はなく、利用者が減り、自動車市場以上にジリ貧。故に周辺サービスが縮小するのは避けられないし、挙句に爆音バイクや特攻ライダーが多いのだから、単なる嫌われ者でも致し方ない。

でもね、ららぽーとのような郊外型施設は単車乗りを見捨てない(もちろん、商業的理由からだろうけどね。)。
そして、絶対数は少なくとも、単車を愛する人はどの業界にもいるはず。Googleが去ったなんて好機到来じゃありませんか?日本企業さん、具体的にはゼンリンさんとインクリメントPさん、協会と商談ぐらいしてくださいな。

ただし、この協会もよく分からん。やたら役員が多いくせに、公開資料はユルユルの定款とBSだけで、PLや事業計画がないとか意味わからん。
