昨日の外回り先は御前崎。でも鉄道がないから、掛川からレンタカーで移動です。せっかく掛川まで来たのだから、長距離ドライブのエナジー補給ということで「うなぎの甚八」さんを訪問しました。
うな重 上松(3,800円、税別)
お重からはみ出すうなぎ。お重の蓋が浮き上がって配膳される演出は、嫌いじゃないですね。
お店は、掛川駅の北口から徒歩5分ほど。
お子様は苦手だそうです。待つ料理なので、子供に大人しくしろと言っても無理がある。
「ケチくさいことは言わず、松にしよう!」と思いながら店内へ。そうしたら、さらに上があってビックリ。
2人前のうなぎは多すぎる感じがしたので、上松3,800円(税別、税込4,100円)を注文。さすが掛川ですね、出されたお茶が美味しかった。卓上には、山椒、醤油、タレが用意されていて、お好みで使えます。
うなぎは西日本と東日本で調理方法が異なりますが、遠江や三河地方は東西折中です。背開きもあれば腹開きもあるし、蒸すところもあれば焼きだけのところも。よく「西は臭い」だの「東は味気ない」だの色々言う方がいますが、そもそも調理法は美味しくするためにあるのです。西日本流だろうが東日本流だろうが、ちゃんとした調理ならどちらも美味しい。
「うなぎの甚八」さんも、遠江らしく東西折中でした。
捌き方は背開き(東)。
串は竹串(西)。
蒸さずに焼きのみ(西)。
タレは、東より甘くて西よりさっぱり。
見たところ、焼き → 酒 → 焼き → タレ → 焼き の順なのでしょうか?だから、蒸さない割にタレが馴染みやすく、ねっとり甘いタレにする必要がないのかもしれません。カウンターから見ていて、とても楽しかった。最初からいっぱい串を打ち、追加の串を打たずに焼き上げるのですね。
そして特筆すべきは提供の速さでしょうか。注文を受けてからご主人が裁いて串を打ち、奥さんが丁寧に焼き上げる。それにも関わらず、注文から30分程度。皮はほどほどにパリパリ、身は蒸したかのようにふっくら。名古屋の「イチビキ」に匹敵する美味しさと手際の良さと思います。