昨日、驚いたのが、この(↓)The Japan Times の一面記事。

 

ネットカフェ難民?

 

驚いたのは、東京にネカフェ難民が3,000人いることではない。The Japan Times の一面に、こんな記事が載ること。共同通信の配信記事ではなく、スタッフ・ライターの記事であること。

 

ネットカフェを渡り歩く人々がいることに問題がないとは言わない。だが、彼らを「ホームレス」とか「難民」と称するのはいかがなものか。

近所の駅には、みすぼらしいホームレスが1人いついている。多摩川の河川敷には、ダンボールハウスが山ほどある。彼ら本物のホームレスには、何もない。

ネカフェ難民は、空調、シャワー、トイレがあって、飲む水にも困らない。どこの世の中に、そんなホームレスがいる?世界中に難民が溢れているが、彼ら彼女らがネカフェで過ごせたら、どれほど幸せだろう。

 

ネカフェ難民は、ホームレスでも難民でもない。日本にも世界にも、もっと悲惨な人たちが大勢いるのに、なぜこれが一面記事?これを取り上げるのが、その辺のNHKや民放、新聞だったら気にもしない。連中には、そもそもジャーナリズムなどないから。

 

だが The Japan Times だから気にする。

 

両論併記、絶対中立、極左だろうが極右だろうが何も恐れない。それが、The Japan Times を読んで感動したこと。日本にも、欧米メディアに負けない新聞があったことを知って嬉しかった。だが、運営主体が代わり、海外記事は New York Times 任せになった。挙句に、こんな記事が一面?日本からジャーナリズムが消える日が来たか。