昨日、マグナフィフティで走っていたらガス欠。
燃料コックをリザーブに回し、ガソリンスタンドへ(キャブの単車は、ここが好き♪)。
300kmほど走ったのに、6リットルしか入らない。
これだけ走っても、たったの750円ですよ。
さて、前置きが長くて御免なさい。
本日のテーマは、正しい燃費の知識について。
理由は、日本人はカタログ通りじゃなくても怒らない平和主義民族だから。
自動車の本当の燃費が知りたければ、米国EPAのサイトへ行きましょう。
http://www.fueleconomy.gov/feg/findacar.shtml
画面の左側から、年式、製造メーカー、車種を選ぶだけ。
例えば、トヨタプリウスを検索します。
MPGとは、Miles Per Gallon (1ガロンで何マイル走るか)です。
1マイル = 1.609344キロメートル、1ガロン = 3.785412リットル。
すなわち、1MPG = 1.609344km ÷ 3.785412L = 0.42514368km/L です。
City 58MPG、Highway 53MPG とは、街乗り24.7km/L、高速22.5km/h ということになります。
では、トヨタの日本国内の公表値はどうでしょうか?
おやおや、37.2km/hも走ると豪語していますよ。
では、米国のTOYOTAではどうでしょう?
54/50MPG、街乗り23km/L、高速21.3km/Lです。
おやおや、随分本国と違うし、EPAの公表値に近いですね。
僕が日本が平和と言う理由がコレです。
日本でも、車の燃費がカタログ通りではないことが公然となっているのに、誰もが黙認している。
米国で日本と同じ燃費を公表したら、プリウス所有者から「ガソリン代払え!」集団訴訟となります。
(嘘と思うなら、マツダRX-8の馬力問題を検索しましょう。)
集団訴訟が良いか悪いかは別にして、公然と嘘が「政府認定数値」(JC08モード)としてまかり通るのは、いかがなものでしょう?
米国EPAは、日本で言えば環境省。
自動車メーカーから訴えられるリスクを冒してまで、実燃費を公表し続けている。
かっこいいですね、国民のためにガチで産業と戦うお役所なんて。
日本は、産業と国会と政府が切っては切り離せない関係。
高度経済成長期はそれで良かっただろうけれど、今となっては?
様々な公害が大問題になったのは、産業と規制当局がなぁなぁだったから。
その結果、厚生省(当時)の一部が切り離され、環境庁(現環境省)が発足したはず。
でも、環境省はEPAになれなないヘタレ。
だから、日本で日本国産車の燃費が知りたければ、米国の役所を頼らなきゃいけい。
さて、燃費が良いというハイブリッド車とはいえ、10年前に絶版になったマグナフィフティの燃費に遠く及ばない。
原付一種は、軽四と同じく日本のガラパゴス車種だが、燃費はすこぶる良い。
本気で温暖化ガスを規制するなら、マイカー通勤は原付一種に規制すれば良い(積雪時を除く)。