根岸には、かつて日本初の近代競馬場があり、その跡地に「馬の博物館」がある。
安土桃山時代の馬具や文献を展示した企画展「信長の馬・秀吉の馬」を観に行ってきた。( ^∀^)
展示は面白かった。
信長や明智光秀、秀吉、家康などの書簡と解説。
残された数々の武具が展示され、気付けば1時間以上も見入っていた。
これで入館料200円、2時間ほどの駐車料金は500円。
お得としか言いようがない。(≧∀≦)
でも、お約束というか何というか、やはり撮影は禁止。(ㆀ˘・з・˘)
フラッシュを炊かない設定になっていれば何も問題ないと思うのだが。
公文書館や一部の地方美術館は許可しているところもある。
いい加減、このあたりの非常識な常識を考え直して欲しいと思う。
多くの人が写真に残したら、それだけの数の複製が世に残されたのと同じなんだから。
根岸や本牧の辺りは坂が多いが、これが本来の関東の姿。(・∀・)
関東平野と言うけれど、平らなところは埋め立てられたところばかり。
昔の武蔵野台地は牧場があちこちにあり、勾配を使って馬の足腰を鍛えていた。
根岸に隣接する本牧だって、「牧」の字は牧場だった名残。
近代競馬場ができる700年も前から、この地は馬と縁が深かった。
漁村ばかりの地域だったが、鎌倉幕府以降は牧場もそこに加わった。
開港までは、この辺りはずっとそんな場所だった。。(*´Д`*)
そんな訳で、横浜は映画「コクリコ坂から」に出てくるような急な坂道があちこちに。
根岸森林公園から山手へ坂を下ると、「仙良庵」がある。
ここの鴨田舎汁は、オススメの一品。
平沼商店街にある「田中屋」のきざみ鴨汁といい勝負。
もちろん入っている鴨は多くはないが、焼きネギと柚子胡椒の香りがたまらない。
平らに刻まれた手打ちそばが、少々辛めの汁によく絡んで口の中に広がる。
これで1,150円なんてお得だと思う。
高齢なご夫婦が頑張って続ける間は、この界隈に来たら必ず足を運ぼう。