先日、観た「ズートピア」。

テーマ曲(Try Everything)がいい感じで、家族みんな鼻歌を歌うほど。

そこで気付いたのは、誰も "everything" を発音できないこと。

僕の発音が良いって意味じゃない。

家族の発音では、世界中の大半の人は聞き取ってくれないって意味。

日本人は、everything を ebulising と発音してしまう。

 

以下、仮に「エヴリシング」とカタカナに置き換えて説明してみる。

 

 

最初の「エ」は何でもいい。

日本語の「え」の発音で問題ないと思う。

 

続く「ヴ」が最初の難関。

「ぶ」じゃダメ。

上の前歯で下唇を軽く噛みながら摩擦音を出す。

これが「ヴ」。

 

その次の「リ」も日本人には難しい「R」と「L」の違い。

日本人は「L」の発音しか出来ない。

R音の「リ」を発音するためには、舌を軽く巻いて舌先をどこにもつけない状態で発音する。

それが「R」の「リ」。

 

そして最大の難関が、その次の「シ」。

日本語の「シ」でも、上下の歯を少し開けて摩擦音を出す。

でも、欧米言語のθ音は、歯と歯の間から舌を少し出して摩擦音を出さないとダメ。

軽く上下の歯を開けて、舌先を少し出して摩擦音の「シ」を発音する。

 

残った「ング」は、日本語の発音で問題ないと思う。

 

ゆっくり「エ」・「ヴ」・「Ri」・「THi」・「ング」と発音しましょう。

滑らかに発音できるまで、少しずつ早くして。

この単語の発音を乗り越えられたら、聞き取ってもらえない発音に悩むことが激減すると思う。

 

筆記体