人類の歴史で、人が1日に何度も食事を摂る、それどころか毎日食事ができるようになったのはたったの1万年ほど前のこと。
数百万年の人類の歴史の大半において、人は狩猟や漁労で生計を立てていた。
だから季節や天候などによって、何も食べられない日があるのは当たり前。
だから、人は脂肪が付きやすい体質になり、食欲旺盛になった。
何百万年もそんな生活で生きていたのに、ご先祖様たちは人より遥かに強靭な野生動物と対峙する身体能力を発揮していた。
さらに書けば、産業革命以降の100年程の間に人間はますます脆弱な体になった。
お米一俵は約60kgですが、これは女子供でも持ち上げられる量として定められた単位です。
明治までは、農家の女性が何俵ものお米を背負って運ぶなんて当たり前だったのです。
何故、肥満が増えるのか?
答えは明白。
何百万年の飢餓の歴史を通じて、蓄えやすくて食欲旺盛な人しか生き残れなかった。
そんな猿の末裔が、農耕の発明によって糖質を摂るようになっちゃった。
挙句に文明に頼って、筋力が脆弱な肉体になってしまたった。
そんな現代人が好きなだけ食べたいものを食べていたら、そりゃ太るしかないでしょ。
考古学的な観点から人を考察すると、人は1日に何食も食べなきゃいけない体質じゃないし、糖質がなくても生きられる代謝を持っている。
よく糖質が脳と赤血球に必要という記事を見かけますが、じゃあ、同じ哺乳類の肉食動物や海獣たちはどうしていると言うのです?(・∀・)
特にクジラ族は、潜水のために大量の赤血球を必要とします。
どこかで果物や麦とか米を隠れ食いしているんですかね?
そこのあなた、痩せたいですか?
だったら食べる量を減らし、たんぱく質と野菜を摂り、筋肉を育てましょ。(^-^)