僕は芸術に趣が深いタイプではない。

観てあれこれウンチクを語れるのは書だけ。

絵画の類は、さっぱり分からない。

でも、観に行くこと自体は大好き。(^^)

 

昨年、横須賀美術館で版画が中心の浮世絵展があった。

有名な「神奈川沖浪裏」の原盤と印刷過程も展示されていて面白かった。

そして興味深かったのは、版画に使う顔料。

現代の印刷と変わらない。

当時もCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)だったんだね。

 

続いて上野の森美術館の肉筆浮世絵展。

絵の細かい描画に、ただただ驚くばかり。

書を嗜んだ身としては、繊細な筆使いに感嘆するしかない。

 

そして年を明けて、鎌倉国宝館の肉筆浮世絵展。

混まないし、のんびり観られて本当に楽しかった。

そして入館料も安い。www

 

関東に暮らしていると、いつでも楽しい展覧会を観に行ける。

そこはとてもいいんだけどね。

この写真は、パリのオルセー美術館。

こんな無防備な展示に加えて、フラッシュさえ炊かなければ撮影も咎められない。

日本では、考えられないほどおおらかな展示。

上記の浮世絵展は、もちろんどれも撮影禁止。

えぇーーー?著作権なんて全部失効してるじゃん。

 

日本は、民度の高い国になったと思う。

でも、こと芸術・文化的な面では、まだまだ西洋に負けていますよ。

もっと頑張ろう!!(^^)