収穫の秋である。
雨が続いていて田んぼに入れないまま、時間だけが過ぎて、今年は稲刈り出来ないのではないかと困り果てていた。その上、ギックリ腰になってしまい、歩く事さえ困難な状態になってしまった。これでは、ぬかるんだ田んぼの中を機械を操作しながら歩くなんて、出来るはずがない。今年は稲刈りを断念しなければならないかもしれないと絶望的な気持ちになった。しかし、半年間、毎週末草刈りしたり、草取りしたり、毎日朝晩水を調整したり、ずっと頑張ってきたのにそれが全て無駄になるなんて悲しすぎる。
10月最初の土日、ようやく晴れた。千載一遇のチャンスである。一週間前にギックリをしたにもかかわらず、迷わず稲刈りを敢行。腰の痛みに堪えつつ、ぬかるんだ田んぼで、機械がスタックしないように注意深くコントロールして、正味1日で何とか刈り終えた。しかし、稲刈りはここで終わりではない。まだ、1/3しか終わっていないのだ。この後、田んぼ中から全ての藁を集めて、物干しの様に藁を架けなければならない。この作業に正味2日間かかる。機械によって田んぼに放り出された藁は、ぬらすと発芽したり腐ったりするので、出来るだけ早く集めて干さなければならない。夫婦で暗くなるまで藁をかき集めては、干していった。そして、3日目の午後1時過ぎ、ようやく全ての藁を架け終えた。全ての作業を終えて家に帰ろうとしたとき、俄かに雨が本降りになった。まるで、神様が見ていたかのようなタイミングである。
そして、現在下の写真の様に、幅75mの田んぼに2列に稲が架けられている。これが、夫婦2人の努力の成果である。
今年の収穫は、いつに無く苦労した。その分、美味い米が食べられると思う。
新米が食卓を飾る日を、今から夫婦でとても楽しみにしている。
