ゴールデンウィークは農繁休暇である。
世間では、ゴールデンウィークに出かけるらしいが、我が家ではもっぱら農作業に勤しむ週間である。我が家では、週末や連休には、日ごろできない農作業を集中して行う。渋滞や帰省ラッシュなど全く縁がない。逆に、春のゴールデンウィークと秋のシルバーウィークが無かったら、我が家の農業は回らないだろうと思う。平日は基本的に職場で働く。従って、農業は休みの日にするしかない。よく、「休みの日も仕事をして、いつ休むのですか?」ときかれるが、実際のところ休みは無い。
しかし、考えてみれば週休制など、ほんの100年くらい前からの事であり、その前までは日本人は1年365日、殆ど働いていた。休むまもなくである。中には、泊り込み、住み込みで働いていて、24時間体制で働いている人も多かった。たとえば、大奥で働く人など、完全な住み込みで家に帰る事も許されない。職場に寝泊りし、何か事が起きれば、いつでも対応できるように待機しているようなものだ。プライベートな時間など全く無いのではないだろうか。
それに比べて、現代人は随分長く休むものだ。年間の約1/3は休暇という人も多いだろう。更に一日の1/3くらいしか働いていない。しかし、休んでいる時間を充実させている人は一体どれだけいるだろうか?だらだらとTVを見て過ごしてしまう、ごろごろして過ごしてしまう、そんな人も少なくない。なんと時間の勿体無い使い方だろうか。私だったら、1日自由にして良いといわれたら、やりたいことがたくさんある。まず、音楽を聴き、本を読み、模型を走らせ、散策をして、コンサートに行き、旅行に行き、楽器を演奏して・・・。まてよ、一日では全然足りない。
人は、時間に余裕があると、つい無駄に使ってしまう。それならば、ゴールデンウィークには計画的に、農作業を行う事にしよう。出来たら、趣味やコンサートにも、時間を割いてみよう。いろいろ、日ごろ出来ない事にチャレンジしてみよう。そうすれば、時間を無駄にする事もない。こうして、我が家のゴールデンウィークは、農繁休暇となった。
今年も、農繁休暇が始まった。ありがたきかな、農繁休暇である。