私ごとなんですが、弟が今度結婚するらしいです。
それはよしとして、婚姻の起源を皆さんご存知ですか?
婚姻の起源は、かの社会学者、レヴィ・ストロースによると、インセスト(近親相姦)の抑制にあると言われています。
まあ、近親相姦ってのは人間が本能的に禁止している行為ではなくて、太古の昔からバンバンやってたわけですよ。本能的には母ちゃんも娘も妹も親父も息子も弟も性の対象なわけです。
ただ、あるとき人々は気付くわけですよね、
「あれ、何か私たちの種弱まってね? 子供たちの身体とか頭脳とか貧弱になってきてね?」と。
そこで考えだされたのが、親が自分の娘を他の男に渡す、女性を循環させるシステムなんですね。
つまり男女の娘を他の男女の息子に渡すというサイクルを繰り返すことでインセストを抑制したわけです。
この女性を循環させるための契約が婚姻の起源なんです。つまり、結論を言うと、我々の婚姻制度の起源は
近親相姦の防止にあるわけです。
で、この婚姻制度は家族という最小単位の集団を形成し、それが連なって最終的に社会というものが
形成されていくわけです。
つまり、極論を言うと社会の起源はインセストの抑制にあると言っても過言ではないんやで。
つまるとこ、やはりフーコーみたいに性を見つめ直さないと、社会の本質は解らないってことですかね。