「心拍、今日は見えないとね!」と、内診前に先生に言われて診察台に。
胎のうだけで、胎児見えず・・・
胎のうも、まったく大きくなっていない。
「来週頭まで待って、ダメなら、流産の手術します」
「わかりました」
っていうのが精いっぱい。
待合室で待っていた彼に何も言えなくて、泣いてしまった。
彼は、「大丈夫」と言って、腕をさすってくれたけど、泣きながらひそひそ声で「大丈夫じゃない」って話してたら、待合中が聞き耳たててた。
ふりむくと、後ろのソファで若い女性がうすら笑いでこちらを見てた。
内容わかって、わらっているのか、そういう顔なのか、泣いている女を見て笑いがこみあげたのか、わからないけど、とりあえず、殺意がわいた。
悲しみ、不幸を人に見せないって難しい。