side C
コロン…
ベクの歯にあたりながら、口のなかで飴が転がされているのがわかる。
カラ……コロン……
一定のリズムで転がる。
最近ベクはよく飴を舐める。
しかも、全部甘いフルーツの味。
「……そんなに飴ばっかり舐めてると虫歯になっちゃうよ?」
隣でギョンスが心配そうにベクを見るけど、ベクは陽気に大丈夫だって!って笑ってる。
この小悪魔はわざとみんなの前でその可愛らしい顔して俺をで誘うんだ。
「んぅ……チャニョ、ラ…。」
甘いフルーツが俺たちを甘く溶かしていく。
「ふぅぁ……っ!」
「ベク、ごめんね、我慢できない。」
欲に勝てなくてキスだけでは足りないと、今夜もベクを求めてしまう。
「ひぅっ……ふぁああっ!」
直接スボンに手を入れれば、俺と同様に反応してるベク。
「チャニョ……チャニョラ、キス、止めちゃ……ィや……んんっ!」
俺自身とベクのを擦り合わせながらさっきよりも深く舌を絡める。
「ベクのばか。もう、俺、溶けちゃうよ。」
「それが狙いだもん、んっ」
「今度は俺がベクを溶かしてあげる。」
ふたりで舐める飴は、甘い甘いフルーツ味。
虫歯になるのはベクだけじゃない、かも……?