썸 some 4 | EXO's World 。… .:*:・'°☆

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カメ更新ですが気長によろしくお願いします





パシャリ


「はい、こっち向いてー、そのままー」


パシャリ



眩しいフラッシュに照される彼。


それよりも眩しい彼に、釘付けになって、


僕の時間は止まってしまった。





[To be a slave to your eyes ] side T



花を持っての撮影で、僕は息を呑み込んでただ見つめることしかできなかった。


大人びた雰囲気を纏って撮影するセフナ。


あまりにもカッコよすぎて声が出なかった。


「タオ、タオ?」

クリスが話しかけてくるけど、今の僕にはセフナしか映らない。


じぃっと見てると、撮影中のセフナと目が逢っちゃって、条件反射で肩が跳ねる。


セフナはふっと目を細めて僕に視線を逢わせたまま撮影をする。


僕はその瞳に囚われてしまい、マネキン人形のようにその場に立ち尽くしてしまった。


僕を逃がさないその瞳に写るのは僕で。
それだけで僕の心を糸も簡単に奪ってしまう。


「おいっ!タオ!」

後ろからルぅちゃんに蹴られて、僕は我に還った。

「痛い!ルぅちゃんのバカっ!」

せっかくセフナが見てたのに!

「何度も呼んでるのに気づかないタオが悪い。仕事中なんだから後にしろ!」

うぅっ……。
そう言われたら、なにも言い返せない。

渋々ルぅちゃんに付いていって、次の撮影用の衣装に着替えた。






まだ、ドキドキと心臓はうるさいまま。

僕の心はセフナにしか反応しない。