Crush 1 | EXO's World 。… .:*:・'°☆

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カメ更新ですが気長によろしくお願いします


「わぁあああああ!!!どいてどいてー!!!」

「えっ?」

突然の嵐のせいで、俺の世界はすっかり変わってしまった。


side B

っ!?

突然すぎて体が動かず、デカイものに正面衝突されて俺は下敷きになった。

「うわわっ!ごめん、大丈夫?!!」

男はすぐに起き上がると、俺を抱き上げて怪我がないか体をくるくる回しはじめた。

「おいっ!!はなせっ!」

男に抱き上げられるなんて一生の恥だ!
しかも、ここは公共の場!

じたばたと暴れると男は俺を降ろした。

「ごめんね、ほんとに、大丈夫?」

心配そうに眉を下げて俺を覗きこむ。


男の顔を見たとき、ひどく驚いたのを今でも覚えている。

低い声とは対象な愛嬌のある可愛らしい顔だちをしていた。
耳と身長がやたらデカイ奴だった。

「おいっ!チャニョル!なにしてんだよ?!遅れるだろ!!」

遠くで友だちが叫ぶ。

「わわっ?!今行く!ほんとに、ごめんね!」

デカイのは顔の前で手平を合わせて謝ると、友だちのもとへ走っていった。

「ベッキョン、大丈夫?」

一部始終を見ていたジョンデが声をかけてくる。

「大丈夫。ったく、前見てんのになんでぶつかるんだよ。」

「それはベッキョンがちっちゃいからかな?ww 」

「おいっ、こら、ジョンデ。お前も大して変わんないだろ!」

「ははっ!お互い様!だけど、スッゴいおっきい人だったね。まるで、嵐みたいだ。」

たしかに、無駄にデカかった。
たしか、友だちがチャニョルとかなんとか呼んでたな。

「さ、僕たちも行こっか!」

「ん。」


そのときは、まさか、嵐のなかに飛び込んでいるとは思わなかった。