なぜ赤は注意される色なのか?
赤というのは人にとってとても注意をひきつける色です。文章中に赤い文字や線が書いてあるとその部分が重要であるとわかります。赤は興奮させる色とも言われています。赤を見るとアドレナリンが出ると言っている人もいます。なぜ赤は注意される色なのでしょうか?人が色を見分けることができる様になった理由は進化論では生存のため、食物を獲得するためという説があります。緑の葉の中から赤く熟れた果実を見つけるには、緑と赤を識別できる必要があります。モノクロでは緑も赤も同じような明度で見えますが、色がついていると見分けることが容易になります。
果実を見つけたからといってアドレナリンが出る程興奮する必要はありません。手に取って食べればいいだけで、急な何かに対処しなければならない焦りなどの感情はいりません。人が急な感情を感じる必要があるのは怪我をした時などです。人に限らず多くの動物の血は赤色です。
何かちくっとする感覚を感じて目をやると、真っ赤な血が出ている。それを見ることによって強い感情が沸き起こり、痛みを感じるのです。ズキズキするだけで見ても何ともない場合も痛みを感じますが、赤い血が流れているともっと痛く感じます。痛みというのは感情によって強化されるのです。
痛みは生存においてとても重要な情報です。赤が注意をひきつける色である理由の一つは、血を見た時にドキッとさせて痛みをリアルに感じるためでもあるのかもしれません。