オゾックはロジカルシンキングで成功したのではない! | 経営者専門のスーツ仕立て屋 イルサルト代表末廣徳司によるスーツ着こなし術

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こんにちは!イルサルトの末廣徳司です。


先日ワールド時代の後輩から連絡が有りました。



”工場の社長が亡くなったのでお葬式に行こうと思います。
  末廣さんも一緒にどうですか?”




その後輩は今や数十人をスタッフを雇い急拡大中のアパレル社長
ワールドも10年以上前に退職しています。
その工場と取引していたのは15年ほど前、今は取引がありません。





ボクはワールド時代 ”オゾック” という
若い女の子向けのブランドで
商品開発や原料開発の仕事をしていました。

オゾック
今の若い方はあまり知らないかもしれませんが
オゾックというのは1990年代一世を風靡したブランドです。


当時オゾックの急成長ぶりは業界でも話題で
ロジカルな商品開発や短納期生産など
非常に効率的に進める部分が革新的で
他メーカーもこぞってオゾックのやり方を真似ました。



しかしいくらロジカルシンキングで進めても
商品一個一個を作るのは工場の現場なんです。
工場の方が ”よしやってやろう!” そんな気にならなければ
良い商品なんかは出来ません。


当時のオゾックは生産者との距離や関係が近く
ブランドの考えている事がそのまま工場に伝わっていました。
売上が異常な急拡大をしていたので無理な事も散々言いましたが
工場側も ”売上を支えているんだ!” ”オゾックのために”
という気持ちの部分も強くすごく協力をしてくれました。



あれから15年ほど経ち、今では全く取引のない工場
当時オゾックにいた人も退職したり今はバラバラ
しかしその工場長のお葬式にはるばる遠くまで参列し
”工場長を偲ぶ会” まで開催している。



これがオゾックの強さだったんだって今更ながらに気付きました。

ロジカルシンキングすれば全て解決する!
そんな風に思った時期もありました。


効率的、論理的そういったことも大切かもしれません、
でもやるのは結局 ”人” なんです。


”人” がやる以上感情が入ります。
やはり人と人との関係性が何よりも大事なんですよね。


”人との出会い” ”支えて頂いていること” に感謝し
これからも頑張って行きたいと思います。




やはり1人では何も出来ない!

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