ホラー映画をみよう!~スキナモノブログ~ -14ページ目

ホラー映画をみよう!~スキナモノブログ~

おもにホラー映画。ときどきすきなもの。

【IT“それ”が見えたら終わり(2017年)】

 

 

1988年から物語は始まる。立て続けに起こる行方不明事件の最中、

雨の日にビルの弟であるジョージーが行方不明となる。

夏休みに入る頃、ルーザーズクラブのビル、リッチー、スタンリー、エディ、

そしてバワーズらに暴行を受けて逃げてきた際に出会ったベン、薬局にて出会ったベバリー、

バワーズらに暴行を受けているところでビルたちに助けて貰ったマイクと共に

連続行方不明事件の謎を探ることになるが、犯人は・・・

それぞれ悩みを背負った少年少女たちが恐怖に立ち向かう姿を描く。

 

 

 去年、CM結構流れていて、「あーあれか」と思う方も多いかと思いますが、

 そう、あのピエロの…。

 原作は1986年にホラー小説の帝王スティーブンキングが発表した「IT」です。

 

 もともと1990年に前後編のテレビ映画がありまして、

 それを観たことがあるのですが、

まずピエロってだけでめちゃくちゃ怖いわけですよ…

これは後々も「ピエロ=こわい」としっかりと私の脳に焼き付けられました。

いや、たぶん当時のアメリカの子どもたちにも相当にトラウマになったのでは

ないかな~と推測されます。

 ただ、出だしいい感じで、かなり期待したんですけど、

 キング氏やっちまいましてね…まあいつものやつを…。

 でもやっちまったのを観たの、これが初めてだったんで、

 免疫がなかったぶん、がっかりも大きかった。

 それで、今回リメイクするって言うので

 「えー、あれ最初はいいんだけど~」という気持ちになり、

 どーにも身が入りませんでした。

 

 ところが早々にテレビでやるというので、とりあえず録画しといて、

 眠れない日に見始めたら…

 うん、結構おもしろいな…でもどーせ最後はあれだからな…どーせ。

 と言いつつ、最後まで…これは…。

 90年版の一番いいところだけを取り出して映画にしたのですね。

 それはもう「スタンドバイミー」+殺人ピエロ。

 主人公たちは皆、家庭や学校生活に闇を抱えている。

 そして「死体探しの冒険」というひと夏の経験が彼らを大人にし、

切ない傷を心につける。

 スタンドバイミーはこんな感じですが、

 「IT」は彼らの抱える闇を恐怖に変えて、

 そこにつけこんでピエロがやってくるわけで、

 彼らの「ひと夏の経験」も壮絶なものとなります。

 でも、みんなにいじめられていたり、家庭でつらい目にあっている子たちの

 「ルーザーズクラブ」って設定が、いかにもキングらしい。

  

 ピエロは27年おきにやってくる…

 この映画では全くわかりませんが、27はなかなか因果な数字なのです。

 この映画も「27年ぶり」に帰ってきました。

 

 

                                        ひええ・・・トラウマレベルの・・・

 

 

 ホラーとして観ると、ホラー好きには物足りなく

 「青春映画じゃないかよ」となるのかも知れませんが、

 大事なシーンは前作よりしっかりと映像化されておりますので、

 比べつつ観るのも良いと思います。

 

 ちなみに来年9月に続編が公開決定しています。

 27年後…大人になった主人公たちはどんな戦いをみせるのでしょう。

 だけど、それって、前作の出がらし作品にならないのか、

 そしてついにいつものをやっちまうのか、そこが心配されるところですよね。

 

【アンツ・パニック~巨大蟻襲来(2017年)】

 

 無敵のモーターサイクルライダーの兄ルーカスと天才メカニックの弟ブライアンは

 彼らのレースの勝利を祝うパーティーを楽しんでいた。

 些細なことからパーティーを抜け出した兄弟は、砂漠の真ん中で

 軍事研究所をみつけ、そこで秘密裏に行われていた政府による実験内容を知る。 

  無敵の蟻とクモのDNAが混在し、

 隕石によって変異したハイブリッドモンスターの攻撃にあった研究室で、

  好奇心から探検を進めるも、すぐに巨大蟻に襲われ、

  命からがら逃げきった二人。謎の男が残したメッセージビデオを 発見し、

  巨大蟻がアルコールで繁殖することを知り、

 多量のアルコールで大騒ぎをしていたパーティーへ急ぎ戻るが、

  すでに仲間たちは皆巨大蟻の餌食となって…。

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あ、ジャケットに偽りあり・・・美人さんは出てきますが、

ここまでお色気な感じは一切ありません・・・。

観たときはフィンランドの映画ってなってたんですけど、

調べるとスペインとあったり、イギリスってあったり、カナダってあったり

…たぶん合作のフィンランド映画…かな。

あらすじ見ると兄弟ってあるんですけど、映画見ててもどこにも兄弟って出てきてなくて、

それに二人はあまりに似ていなさすぎで、

どっちかっていうと親友というふうに思えるんですけど、

どーなんでしょう?

 

とはいえ、久々に、なんとも明るいB級映画を観て、

心が晴れ晴れとしております。

バカだけど憎み切れない主人公その1、

結構イケメンで応援したくなる主人公その2

そして美人でかしこいヒロイン

…ヒロインが美人だと気持ちがあがりますね。

 

そしてアメリカ映画にありがちな無駄なエロもなく、

グロも少な目。

肝心の巨大アリも、

なんだろう…それなりによくできているのに、

気持ち悪くも怖くもなく、むしろ動きがかわいい。

エタノールで卵が孵化するとかいうことで、

アルコールがたくさんある、

主人公たち主催の砂漠のパーティー会場にやってきて、

 

                      え・・・ww

 

まあそれなりに殺されてしまったりする人もいますが、

幼虫の栄養にするとかで、そのまま連れ帰って、なぜか巣の中で、

蜘蛛の糸(こちらがサランラップ感満載)にぐるぐる巻きにしとくわけですよ。

え?蜘蛛の糸?アリじゃないの?

(正確にはヒアリと蜘蛛とエイリアン?のかけあわせらしい)

だから結局全然死んどらんやん!という話(笑)

最後まで嫌なやつもおらず、明るく前向きな映画であり、

わりと安心しておすすめできます。

しかもゲームチックなエンドロールも非常にかわいくて、

ついつい見入ってしまいました。

映画の元ネタがテレビゲームなんだそうですよ。

 

 

 

【新感染 ファイナル・エクスプレス(2017年)】

 

 

 別居中の妻がいるプサンへ、幼い娘スアンを送り届けることになった

 ファンドマネージャーのソグ。

 夜明け前のソウル駅からプサン行きの特急列車 KTX101号に乗り込むが、

 発車直前に感染者を狂暴化させるウイルスに侵された女性も乗ってくる。

 そして乗務員が彼女にかみつかれ、瞬く間に車内はパニック状態に。

 異変に気づいたソグは、サンファとその妻ソンギョンらと共に車両の後方へ避難する。

 やがて彼らは、車内のテレビで韓国政府が国家非常事態宣言を発令したことを知り…。

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韓国のホラー映画はこれが初!

昨年かなりヒットしていたので気になってたんだよね~。

ただ邦題が「新感染~ファイナルエクスプレス」ってださ!と思っていたのと

(列車内パニックムービーなんで新幹線とかけているんだよねw)

韓国~?と疑ってかかっていたので、映画館までは足を運びませんでした。

要するに「期待していなかった」です。

ところが、つっこみどころは多々あるものの、

(特に妊婦さん走りすぎだから!)

終始テンポよく、飽きることなく最後まで観ることができました。

 

いわゆるゾンビ映画です。人肉を喰らい、噛まれれば感染し、

しつこく追いかけてくる…

そして助かりたい人たちの醜い争い…

「あ~ゾンビも怖いけど本当に怖いのは人間だな!」

というもうジョージAロメロに特許料支払ってもいいくらいの

正統派設定。

 

でも、「もう何回観たかわかんないよそんなゾンビ映画」ってやつに

 

1. ゾンビがめっちゃ多い

2 ゾンビがめっちゃ走るしかも早!(ワールドウォーZなんかのイメージね)

3. 列車の中(これが面白かった!)
4.  おとーさん(たぶん有名イケメン俳優)と小さい娘(健気ないい子)

5. 主役級の脇役(マ・ドンソクはこれで人気急上昇)

 

などなどみんなが好きそうなやつをこれでもかっと詰め込んで、

スピード感出したまま最後まで突っ走り、

きれいにまとめ感動させる…まんまとやられてしまう映画です。

ゾンビ映画って何日もゾンビと戦いますけど、

これたぶん1日のうちの何時間かの出来事です(そうしないといけない理由があるから)

それがこの映画のテンポを良くしています。

 

監督さんはヨン・サンホさんといって、もともとはアニメ映画の監督さんなんだそうです

なので、この映画の前日譚を描くアニメ映画

「ソウル・ステーション・パンデミック」も監督しています。

 

冒頭でタイトル「ださ!」って言いましたけど、

原題は「釜山行(プサンへ)」というシンプルーなタイトルです。

確かにこのタイトルだと、

日本ではなかなか「観よう」という人が少ないかもしれませんね。

うん、まあ新感染も良しとしようw

 

私のように「えー韓国映画~?期待できん」と思っている人もぜひ。

日本の「感染列島」(ゾンビじゃないけど)なんかよりも

はるかにはるかに面白くて出来の良い映画ですよ。