【IT“それ”が見えたら終わり(2017年)】
1988年から物語は始まる。立て続けに起こる行方不明事件の最中、
雨の日にビルの弟であるジョージーが行方不明となる。
夏休みに入る頃、ルーザーズクラブのビル、リッチー、スタンリー、エディ、
そしてバワーズらに暴行を受けて逃げてきた際に出会ったベン、薬局にて出会ったベバリー、
バワーズらに暴行を受けているところでビルたちに助けて貰ったマイクと共に
連続行方不明事件の謎を探ることになるが、犯人は・・・
それぞれ悩みを背負った少年少女たちが恐怖に立ち向かう姿を描く。
去年、CM結構流れていて、「あーあれか」と思う方も多いかと思いますが、
そう、あのピエロの…。
原作は1986年にホラー小説の帝王スティーブンキングが発表した「IT」です。
もともと1990年に前後編のテレビ映画がありまして、
それを観たことがあるのですが、
まずピエロってだけでめちゃくちゃ怖いわけですよ…
これは後々も「ピエロ=こわい」としっかりと私の脳に焼き付けられました。
いや、たぶん当時のアメリカの子どもたちにも相当にトラウマになったのでは
ないかな~と推測されます。
ただ、出だしいい感じで、かなり期待したんですけど、
キング氏やっちまいましてね…まあいつものやつを…。
でもやっちまったのを観たの、これが初めてだったんで、
免疫がなかったぶん、がっかりも大きかった。
それで、今回リメイクするって言うので
「えー、あれ最初はいいんだけど~」という気持ちになり、
どーにも身が入りませんでした。
ところが早々にテレビでやるというので、とりあえず録画しといて、
眠れない日に見始めたら…
うん、結構おもしろいな…でもどーせ最後はあれだからな…どーせ。
と言いつつ、最後まで…これは…。
90年版の一番いいところだけを取り出して映画にしたのですね。
それはもう「スタンドバイミー」+殺人ピエロ。
主人公たちは皆、家庭や学校生活に闇を抱えている。
そして「死体探しの冒険」というひと夏の経験が彼らを大人にし、
切ない傷を心につける。
スタンドバイミーはこんな感じですが、
「IT」は彼らの抱える闇を恐怖に変えて、
そこにつけこんでピエロがやってくるわけで、
彼らの「ひと夏の経験」も壮絶なものとなります。
でも、みんなにいじめられていたり、家庭でつらい目にあっている子たちの
「ルーザーズクラブ」って設定が、いかにもキングらしい。
ピエロは27年おきにやってくる…
この映画では全くわかりませんが、27はなかなか因果な数字なのです。
この映画も「27年ぶり」に帰ってきました。
ひええ・・・トラウマレベルの・・・
ホラーとして観ると、ホラー好きには物足りなく
「青春映画じゃないかよ」となるのかも知れませんが、
大事なシーンは前作よりしっかりと映像化されておりますので、
比べつつ観るのも良いと思います。
ちなみに来年9月に続編が公開決定しています。
27年後…大人になった主人公たちはどんな戦いをみせるのでしょう。
だけど、それって、前作の出がらし作品にならないのか、
そしてついにいつものをやっちまうのか、そこが心配されるところですよね。




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