以前はわかっていたけど、
忙しくて、
いろいろ辛くて
忘れてしまった、
ということがあるそうなんですよね。
その忘れてしまった悟りとは、
いったい何なのでしょうか？
忘れる、ということは、
何かを覚えているってことですよね。
失う、だとすると、
何かを持っていた、ということでしょうか。
そもそもですが、
覚えるものでもないし、
持てるものでもないです。
変化により、
喪失したのでしょうか？
何とも言い難いですが、
悟りは根源のようなもの、
ともいえるので、
人が得る変化というものには
影響されることがありません。
なんだかよくわかりませんよね。
もっとややこしいことですが
悟りは「状態」ではありません。
悟っている状態でしょ、
と言われることが結構多い気がしますが、
違うんですよね。
「状態」ではないです。
悩みがなくなる・執着がなくなる状態
などと言われることもありますが、
その状態と悟りには何の関係もないんですよね。
じゃあなんなのｗ
というところなんですが、
言語では説明できない、
思考と、その思考が発する
その手前の隙間という一瞬であり、
悟りそのものも、
悟りと悟りでない境界線もない、
ということが心底理解できるというだけなんです。
コレって
言えないですし、
証明もできないですし、
わけわからないもんなんです
あるけど、ない、
ないけど、ある。
ただ、失うことはないです。
なぜなら、既に失っているし、
既にそれそのものとも言えるので。