「母がスピリチュアルにはまっています」

「父が高額な講座に通っています」

「どうしたらやめさせられますか?」

こういう相談は本当に多いです。

そして、相談する人のほとんどが優しい。

親を馬鹿にしたいわけじゃない。

騙されてほしくない。

老後のお金を失ってほしくない。

だから止めたい。

その気持ちはよくわかります。

でも、ここで一つ知っておいてほしいことがあります。

人は『正しいことを言われたから』では変わりません。

むしろ、

「それは騙されてるよ」

「そんなのインチキだよ」

「目を覚ましてよ」

と言われるほど、

相手は意地になります。

なぜなら、

スピリチュアルを否定されることは、

本人にとっては自分自身を否定されることだからです。



昇天



私が見てきたケースでも、

家族が必死に説得して、

関係が悪化して、

結果的にもっとコミュニティに依存する、

ということは珍しくありません。

家では否定される。

でもコミュニティでは、

「あなたはそのままで素晴らしい」

と言ってもらえる。

だったら人はどちらに居場所を感じるでしょうか。

だから私は、

最初にやるべきことは説得ではなく、

観察だと思っています。

そのスピリチュアルは、

何を満たしているのか。

寂しさなのか。

承認欲求なのか。

将来への不安なのか。

生きがいなのか。

そこを見ないまま、

表面的な行動だけ止めようとしても、

別の何かに置き換わるだけです。



昇天



もちろん、

借金をしている、

家計を圧迫している、

高額商品を買い続けている、

という場合は別です。

そのときは家族として、

お金の管理やルール作りを考える必要があります。

ただ、

それでも感情的に否定することと、

現実的な制限を設けることは違います。

ここを混同すると、

話は余計にこじれます。



昇天



親のスピリチュアルをやめさせたい。

その気持ちは自然です。

でも、

「どうやったらやめさせられるか」

ではなく、

「なぜそこに居場所を求めているのか」

を考えてみてください。

遠回りに見えて、

結局それが一番近道だったりします。