魂の奥底にいる、もう一人の自分を、
静かに呼び起こす旅へ。
今、鏡に映ってる自分って、本当に「自分」なんやろか?
「欲望」って、ただの欲求じゃないし、
「欠落」も、ただ何かを失ったって話じゃない。
その奥には、言葉ではうまく説明できない“リアル”が、確かにある。
ジャック・ラカンは、フロイトの精神分析を根っこからひっくり返した人。
正直めちゃくちゃ難しいって言われがちだけど、
この一冊はちょっと違う。
前期・中期・後期って流れで追っていくから、
ラカンの考えが、ひとつの長い思考の旅みたいに、じわっと入ってくる。
鏡像段階でつくられる、どこかズレた“自分”とか、
言葉の世界の中でぐるぐるし続ける“欲望”の正体とか。
どうやっても埋まらないのに、なぜか追い続けてしまう、
あの感覚の正体とか。
そして最後に見えてくるのが、
バラバラになりがちな自分を、どうにかつなぎ止めるためのヒント。
こういう話ってさ、
最近よく聞くスピリチュアルな話とも、ちょっと怖いくらい重なる。
エゴを手放すとか、
無意識の声をちゃんと聞くとか、
言葉じゃ届かない“リアル”に触れるとか。
ラカンって、優しく教えてくれるタイプというより、
わりと容赦なく突きつけてくるタイプだと思う。
でもだからこそ、
自分の中にいる“もう一人”を、ちゃんと見せてくれる。
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