会計はビジネスの実態を正確に写し取り報告することが使命です。そのために必要なことは、事実、実態を正確に把握することになります。
だから、まずはしっかりと担当者への質問をしていかなければなりません。
『事件は現場で起きている』と言ったらセリフがありましたが、会計の世界でも同じです。
現場、現実、現物を抑えずに会計処理について云々言っても意味がありません。
会計は報告ツールなので、報告が正確であることが求められます。どれだけ事実をしっかりと把握できるかは質問力にかかっています。
そして、事実を掴みたい、知りたいという強い気持ちがないとしっかりとした質問はできません。
この辺りは人とのコミュニケーション力とも関わってきます。知りたいからと言って無礼であってはうまくいかないでしょう。
テレビ番組などを見ていてもいいインタビュアーは欲しい情報をうまく聞き出していきます。
まさに一対一の真剣勝負かもしれません。
質問力はそれだけ奥が深いものだと思います。
監査の語源が『聴くこと』であることが
質問力の重要性を物語っています。