ここ最近は長くお付き合いさせて頂いている方々のリタイアが続いています。

仕事の現場でよく見知った方々が少なくなってくるのは寂しいものです。

と同時に改めて自分の歳を感じてしまいます。

 

ちょうど昨日のNHK番組『プロフェッショナル』では小倉智昭さんを取り上げていました。

朝の番組『特ダネ』を22年間勤められた名物司会者、御年74歳です。

 

特ダネ一本で22年間やってこられたとかで、番組の終了とともに

引退かのような状況に置かれて戸惑っておられる様子が何とも言えないものでした。

 

老兵は去るのみなのか?

確かに、若い人の邪魔になっては・・・・

 

いやいや、まだまだ年配者だからこその価値があるはず。

その点では負けない、要請があれば頑張る!老兵は去らず!とも。

 

戦後の日本を支えてきた世代の方たちは馬力があるだけに

いきなりの楽隠居生活にはギャップがあり過ぎるのかもしれません。

 

社会において世代交代は必要であり、必然でしょう。

細胞にも新陳代謝があるからこそ元気に動け成長していきます。

 

ところがその新陳代謝のスピードもだんだんと緩くなりいずれ終わりが来るもの。

理屈は理解できても自分ごとゴトとして納得するには時間が必要かもしれません。

 

ヒトには役割があるのだとも思います。

誰もが何がしかの役割(使命)をもってこの世に生を受けたと思われます。

 

歳を重ねていくと残りの時間が気になります。

役割を果たせたのだろうかとも。

去り際の美学といった言葉もありますが葛藤は大きいでしょう。