東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森会長の発言問題が過熱しています。
女性蔑視と思われる発言は海外メディアからも批判が上がっています。
『言葉の暴力』と言われることもあるぐらい、
人は発した言葉によって相手を傷つけることができます。
近年のようにインターネットが一般的になっている状況下では、
ちょっとしゃべた内容が瞬時にSNSなどで世界中に拡散してしまいますから
ほんとに恐ろしいことです。
言葉には発する人の人格、人間性が出るともいわれます。
力関係で強者となる立場の人は発言に十分注意する必要があります。
今回の会長の場合など、立場もありますが、言わば過去の経験、習慣などから
抜け切れていない典型的な昔人間気質なところが大きいようですね。
まあ、森会長の場合は過去にも問題発言があったようですが・・・・。
重鎮といわれる政治家等の方々の発言にはこの手のリスクが多いようです。
特に講演会などの場面ではリップサービスもあって後々取り沙汰されることも・・・。
この点に関しては、取り上げるマスコミ側にも注意が必要ではないかとも思われます。
言葉尻をとらえて詰問するような感じになっては核心的な部分を聞き出せなくなることも
あるでしょうから。
話し手の『伝えたい』という意識と聞き手の『汲み取る』意識がうまくつながらないと
効果的な会話が成立しません。そこには、遊び心、ユーモアといった部分も必要と思われます
そしてその前提には、お互いを尊重、信頼している関係性が大きく影響します。
自分の生きてきた価値観や考え方を変えるということは意外と難しいもので
アタマが固いいわれることにつながります(笑)。
言葉を通じたコミュニケーションは結構、奥が深いものだと感じさせられます。