今年は60年に1回の好機だとかいうことで
月1回のペースで逆打ちお遍路(88番から1番に回る)をしています。
旅行会社が企画するもので全12回で完了します。
ツアーお遍路には先達(せんだつ)さんというガイド役が付いてくれます。
ほとんどは住職さんがされているのですが、
一般の方も資格を取れば(5回以上完了していることなど)可能なもので
私も何回か一般の先達さんのお世話になりました。
ここで、一般の方が先達としての話をされている場合、
ちょっと違和感を感じることがよくありました。
住職が各お寺の縁起等の説明や法話をされることは
至極当然と受け止められるのですが・・・・
やはり、先達が純粋な旅行ガイドではなく、
宗教的な要素があるものだからではないか思っています。
一般の方もよく勉強されていて、知識面では問題がなく
すごいなぁーと思うのですが、
各お寺でのちょっとした所作であったり、
さらには法話的なことをされたりすると、ちょっと違うな????と。
この辺りは職業観的な部分があるかと思います。
人の生死にかかわることを仕事にしてきている住職ならではの
領域のような気がします。
受け手の心・気持ち次第なのかもしれませんが・・・・。
とすると、我々も仕事をする上では
受け手である顧客がもっている我々への潜在的な意識(期待)に
注意にしていくことが必要だと感じています。
『プロフェッション』という言葉が浮かんだのですが
職業観、使命感、といったような、
プロフェッショナル概念を超えた世の中が期待する要素について、
しっかりと意識していくことが大事だと改めて感じております。