経理の人材が不足しているようです。
特に30~40歳代の人員が全く足りていないようです。
最近はIPO希望先も増えてきているようですから
ディスクロージャー対応を考えるとなおさらでしょう。
また、やっと確保し慣れてもらった頃に転職されてしまうことも
あるようですから、採用側も安心できません。
確かに経理人員は間接費のためできるだけ少人数で回し、
人員の補充を抑えたいと考えることは自然なことでしょう。
その結果、特定の人に業務が集中して任せっきりになってしまい、
他の人にはわからないブラックボックス化しているケースがよくあります。
また、日々の業務がチェックや集計作業に代表されるルーティン業務
となっていて経理人員のスキルアップができておらず、マンネリ化が進んでしまうことも。
このような状況の中では、若い人の定着率が悪くなりますし、
ベテラン担当の人が辞めてしまうと、業務の停滞が起こったり、
最悪は不正実が発覚したりということにも・・・・。
会社の成長はトップの考え方に大きく依存しています。
人の問題は組織にとって常に大きな要素となります。
エネルギー源でもありますし、大きなコスト要因でもあります。
このバランスが重要なだけに、常に人の成長を意識した
環境づくりが重要だと感じることが多いです。
特に、経理部門は見えにくい部署だけに注意が必要だと思います