東芝は不正会計問題で決算が確定せず株主総会が予定通りに開催されない模様

3月決算なので通常は今月開催予定ですがどうやら9月頃になるようです。

このような例外は以前にもありました。



平成23年3月11日に起こった東日本大震災の時です。

被災地にある3月決算会社にとってはとても通常スケジュールは不可能でした。

今回の東芝の場合には、本体と子会社で2種類の開催方法がとられるようです。



東芝本体は、まず6月中に通常通りの定時株主総会を開催し一部の決議を行い、

決算確定した後に改めて基準日を設定して臨時株主総会を開催し決議するもの。



子会社は、とりあえず、予定通り定時株主総会を開催して議事に入った後に

審議未了のため後日に継続して審議するもの。



両者の違いは、

東芝本体が定時株主総会と臨時株主総会の別々の総会で決議を行うのに対して、

子会社は『継続会』といわれる手続きにより、当初に開催された株主総会と

合わせて1つの株主総会を構成されるものでの決議になります。



この継続会での議決権は、当初の株主総会と一体なので

当初の基準日の株主が行使を行うことになります。

また、当初の総会から相当の期間として2週間以内である必要があります。




いずれにしても不祥事がらみでの対応となりますから

厄介な総会となりそうです。